私たちが薦める100冊プロジェクト

現代日本理解促進のための図書寄贈事業

海外における日本理解促進を目的に、長年に渡り政府関係機関などで様々な努力が行われてきました。しかし、諸外国におけるオピニオン・リーダーや知識層(とその予備軍)の日本に対する理解・関心は必ずしも十分とは言えず、情報発信の更なる強化が必要とされています。

 日本情報を海外に発信する媒体としては、TV放送、映画・アニメ、新聞・インターネットなどに加え、様々な問題について探求するのに優れた媒体のひとつとして挙げられるのが「書籍」です。
そこで、日本財団は海外のオピニオン・リーダーや知識層(非日本専門家)の現代日本の実情理解促進を目的に、日本に関する英文図書を100冊厳選し、海外の団体や個人に寄贈する事業を開始しました。

従来の図書寄贈事業が主に日本研究の促進を目的に行われ、その寄贈図書も、日本関連の教科書や学術書に重点を置いてきました。それとは異なる視点から、本事業では、日本研究を特に専門としないオピニオン・リーダーや知識層を対象に、現代日本をよりよく理解する材料として、優れた著作を厳選し、カタログを作成し、個人や公共図書館、文化団体などから希望図書を募り、寄贈します。

具体的には、政治・国際関係、経済・ビジネス、社会・文化、文学、歴史の様々な分野で傑出した日本に関する英文書籍を100点選び、図書の概要や書評を入れたカタログを作成しました。これを個人・団体に広く配布した上で、希望者に対して図書を個別に寄贈します。

図書の選択は、内外の識者の推薦を参考に、10名の専門家からなる図書事業委員会で行いました。今後、図書の復刻や翻訳出版などを通じて、対象図書を増やす予定です。

図書事業委員のメンバー

  • 猪木 武徳: 人間文化研究機構 国際日本文化研究センター所長
  • 北岡 伸一: 東京大学大学院法学政治学研究科教授
  • グレアム・フライ: 前 駐日英国大使
  • グレン・フクシマ: エアバス・ジャパン代表取締役社長兼CEO
  • 小出 いずみ: 渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター長
  • 白石 隆【座長】: 政策研究大学院大学副学長
  • 千野 境子: 産経新聞社 特別記者
  • ドナルド・リッチー: 作家・評論家
  • 山内 昌之: 東京大学大学院総合文化研究科教授
  • リチャード・ダイク: TCSジャパン代表取締役

日本に関する英文図書100冊

  • 【政治・行政・国際関係】
    The Autobiography of Yukichi Fukuzawa ほか全22冊
  • 【経済・経営】
    An Anticlassical Political-Economic Analysis: A Vision for the Next Century ほか全19冊
  • 【社会・文化】
    Bushido: The Soul of Japan ほか全15冊
  • 【文学・芸術】
    Anime: From Akira to Howl's Moving Castle: Experiencing Contemporary Japanese Animation ほか全26冊
  • 【歴史】
    The Abacus and the Sword: The Japanese Penetration of Korea, 1895-1910 ほか 全18冊

※詳しくは、下記の日本に関する英文図書100冊カタログ(英文)でご覧いただけます