
アジア・フィランソロピー会議とは
日本財団は、アジア地域における社会課題の解決に向けた協力と連携を深めることを目的とし、アジア・フィランソロピー会議を2022年より実施しています。慈善活動や社会貢献を意味するフィランソロピーの活動は、政府機関の公的支援や企業活動、社会的投資だけでは対応が難しい分野において、迅速かつ柔軟な支援を実現できるという強みがあります。アジア・フィランソロピー会議は、そのような支援活動をリードする財団をはじめ、アジア各地のフィランソロピーセクターのリーダーが一堂に会し、共同で解決策を見出すことを目指しています。
アジアの課題をアジアの財団で解決する仕組み作り
急速に発展するアジアにおいては、社会課題がますます複雑化し、多層化しているのが現状です。
アジア各国の社会構造や文化的背景は多様であり、単一の解決策を提示することは容易ではありません。しかし、多様であるがゆえに、1つの団体だけで課題を解決することが難しくとも、さまざまな組織が連携し、ともに解決策を模索していくことが重要だと考えます。
さらにアジアが互いの強みを活かしながら、ともに課題に取り組み、持続的な成長を実現していくためには、強固なパートナーシップが欠かせません。
また、フィランソロピーの役割は、かつて資金提供がその中心的な役割でしたが、現在求められているのは、社会変革を牽引するリーダーとしての存在です。資金を提供するだけでなく、政府や企業、そしてNGOと連携し、より大きな社会的インパクトを生み出すことが不可欠となっています。
こうした背景から、日本財団は、アジア各国の財団が一堂に会し、「アジアの課題をアジアの財団で解決する仕組みづくり」を推進する場として、毎年「アジア・フィランソロピー会議」を開催しています。
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特定事業部グローバル・イシューチーム(APHIC)
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