活動理念

痛みも、希望も、未来も、ともに。Share the pain. Share the hope. Share the future.

一つの地球に生きる、一つの家族として。人の痛みや苦しみを誰もが共にし、「みんなが、みんなを支える社会」を日本財団はめざします。

市民。企業。NPO。政府。国際機関。世界中のあらゆるネットワークに働きかけます。知識・経験・人材をつなぎ、ひとりひとりが自分にできることで社会を変える、ソーシャルイノベーションの輪をひろげていきます。

ソーシャルイノベーションの実現への道筋

私たち日本財団は、「よりよい社会のために新しい仕組みを生み出し、変化を引き起こすこと」、そのために「アイデアと実践を積み重ねていくこと」を日々考えています。その結果、社会全体が大きく変わっていく。それが私たちの目標です。
しかし、新しい社会の仕組みや、社会全体を動かすほどの変化は一日にして生まれるものではありません。そこで私たちは、未来への道筋を2つのフェイズに分けて考えています。

【ソーシャルチェンジ】

=ひとりひとりの個人や、企業をはじめとする団体等の意識・行動の変化。
身近な問題意識から生まれるアクションこそが、社会全体を変えていく出発点だと考えています。

【ソーシャルイノベーション】

=ソーシャルチェンジを重ねることで実現される、法律・制度・社会的慣習の変化。
社会の枠組みや、人びとの無意識レベルの行動にまで新しい価値観を根づかせることで、本当の意味で持続可能な社会変革を実現していきます。

こうした包括的な取り組みは、どのような組織であれ、単独の団体の力で実現できるものではありません。市民、企業、NPO、行政、アカデミア、国際機関など。それぞれの立場を飛び越えた連携を生み、必要なアクションを生み出すためのハブが必要になります。それこそが日本財団の役割です。「官と民」、「民と民」といった新しい枠組みの軸として、あらゆる立場の人々と連携。「みんなが、みんなを支える社会」を実現していきます。

活動指針「フィランソロピー実践のための七つの鍵」

  1. あまねく平等にではなく、優先順位を持って、深く、且つ、きめ細かく対応すること
  2. 前例にこだわることなく、新たな創造に取り組むこと
  3. 失敗を恐れずに速やかに行動すること
  4. 社会に対して常にオープンで透明であること
  5. 絶えず自らを評価し、自らを教育することを忘れてはならない
  6. 新しい変化の兆しをいち早く見つけて、それへの対応をすること
  7. 世界中に良き人脈を開拓すること