インパール平和資料館支援事業

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インパール平和資料館外観

2019年で75周年を迎えるインパール作戦は、第二次世界大戦の中で最も凄惨な作戦の一つであったと同時に、インド独立のきっかけとなったともされています。インパール作戦の激戦区となったレッド・ヒルと呼ばれる場所には、1994年に当時の厚生省による戦没者慰霊事業としてインド平和記念碑が建立されていますが、この地で多くの兵士が命を落としたことを知る人は少なくなってきています。現地に残されている遺品や資料なども、個人的に収集されている方もいますが、多くは散逸したままで、時間と共に忘れ去られようとしています。

インパール作戦の記録の保存、そして75周年を迎える当該作戦による日印両国の友好関係の深化を願い、日本財団はインパール現地にて「平和と和解」をテーマにした資料館の建設を支援、2019年6月22日オープニングセレモニーを行いました。

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式典当日、笹川会長による挨拶
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安倍首相による揮毫のご寄贈。左から日本財団笹川陽平会長、在インド日本大使館 平松賢司大使、マニプール州政府 カラム・シャム大臣、在インド英国高等弁務官事務所 ドミニク・アスクイス弁務官。
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資料館内観 入口
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資料館展示の様子
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資料館展示の様子
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資料館内観:「戦争」セクションにおける展示品
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資料館内観:「文化」セクションにおける展示品
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資料館内観:「文化」セクションにおける展示品

現在の事業内容

インパール現地には、日本の資料が少なく、多くが英語(イギリス側)の資料です。そこで日本財団では日本側の資料を収集し、日本の専門家とともにインパールにおいて収集した資料を活用するなどの専門家支援を行っています。これにより資料館の展示をアップデートするとともに、新設の資料館のスタッフの人材育成を促進しています。

寄付・寄贈品について

日本財団では、インパール平和資料館の開館に伴い、2019年3月5日に開設いたしました 「インパール平和資料館 特別基金」につきまして、2020年2月29日にご寄付受付を終了いたしました。これまでに37件 536,000円(2020年2月29日現在)のご寄付をお預かりし、今後、収蔵品の管理、施設の拡充、資料館のメンテナンスや学芸員の育成に活用させていただきます。

ご支援いただきました皆様のご厚意に心より感謝申し上げます。

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ご寄付頂いた展示品の一部
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ご寄贈頂いた展示品の一部
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展示された寄贈品
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展示された寄贈品

お問い合わせ

日本財団 特定事業部 インパール平和資料館係

  • 担当:石川
  • 電話:03-6229-5111
  • メールアドレス:cc@ps.nippon-foundation.or.jp