ミネルバ大学の日本拠点設立日本の高等教育の現場に刺激を

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ミネルバ大学とは

ミネルバ大学(Minerva University: 本部所在地:米国 カリフォルニア州サンフランシスコ(学長マイク・マギーMike Magee)は2014年9月に開校した4年制総合大学です。学生の8割以上を、世界の約100カ国からの留学生が占める多様性を実現しています(内日本国籍を有する学生は26名:2024年4月現在)。設立にはハーバード大学をはじめとするアイビーリーグの学長、学部長らが参画し、2022年から3年連続で、国連関係機関により「世界で最も革新的な大学」として選出されています。
ミネルバ大学の授業は、オンラインプラットフォームを利用するため、世界中のどこからでも受講が可能です。一方で、学生たちは在学中の4年間で世界7カ国の主要都市を巡り、現地の企業やNPO、行政、研究機関等と協働したプロジェクト学習・インターンに携わります(ローテーションプログラム)。こうした既存の大学では得られない経験を在学中に積むことで、未知の分野でも活躍できる実践的な人材を育成しています。
同大学の日本拠点を新たに設立し、日本の大学や地域、企業等と連携した学習プログラムを実施することで、世界が直面する諸課題(少子高齢化、持続可能性など)の影響を真っ先に受ける日本における新しい教育モデルの構築を図ります。
そのほか大学の詳細については、ミネルバ大学公式ウェブサイト(英語のみ)(外部リンク)をご覧ください。

ミネルバ大学の日本拠点の設立

日本の学生とともに社会課題に取り組む

日本の高等教育は急激に変化する社会への対応が遅れています。最も革新的な大学といわれる大学に所属する世界中の秀才たちが、日本の学生とともに日本の社会課題について取り組むことで、実践的な学びの機会が広がり、ローカルからグローバルな社会の課題を解決し貢献できる力を養えます。彼らが日本の高等教育の現状に一石を投じ、日本の学生に刺激を与えることが期待できるほか、ひいては日本の国益に資する知識の蓄積および国際的なネットワークの構築を図っていければと考えています。
日本拠点プログラムの開始は、2025年秋を予定しています(約150人の学生が来日予定)。日本財団は主に大学に対して10年間・5,000万米ドルを支援し(予定)、笹川奨学金を活用した日本学生の入学支援、大学と日本の大学・地域・企業との連携や、インターンの紹介等を担います。世界が直面する諸課題(少子高齢化、持続可能性など)の影響を真っ先に受ける日本で、ミネルバ大学生および日本の大学生たちが協力しながら課題解決に取り組めるよう、共に今後準備して参ります。

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