国際関係奨学プログラム
日本財団は、世界の諸問題を根元から解決し、新たな価値観や文化を生み出すために不可欠な地域社会や国際社会のリーダーとなる人材の育成と、相互理解の促進及び国際的ネットワークの構築を目指した奨学金事業を実施します。
日本財団アジア・フェローシップ(APIフェローシップ)
The Nippon Foundation Fellowships for Asian Public Intellectuals
(API Fellowships Program)
設立年度 | 2000年 |
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実施団体 | チュラロンコン大学アジア研究所(タイ) |
支給期間 | 最長1年間(各国5名 計30名/年) |
基金額 | 助成金額 2,190,000米ドル/年(2008年度実績) |
目的 |
日本財団アジア・フェローシップ(通称:APIフェローシップ)は、日本財団が実施している東南アジア(インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ)と日本における奨学事業です。学術研究者だけでなく、ジャーナリスト、芸術家、NGO関係者など、幅広い分野で活躍している人たちを対象に、近隣の国において行う様々な研究や交流活動を支援します。この奨学事業を通じて知識、経験、人脈などを築く機会を提供し、広くアジア社会の改善に結びつくことを目指しています。 |
日本財団国際フェローシップ
The Nippon Foundation International Fellowship Program
設立年度 | 2011年 |
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実施団体 | 日本財団 |
支給期間 | 最長2年(5~8名/年) |
基金額 | – |
目的 |
国際的課題の現場におけるイニシアティブ、国際会議での発言や議論、学術誌や国際メディアでの発信など。日本の等身大の姿や、国内の先進的な事例などを世界に十分に伝えきれないまま、様々な場面で日本のプレゼンスが低下しています。そういったなか、高い専門性をいかして社会課題に取り組むとともに、自身の意見をしっかりと発信し、国境や専門分野を超え、広く社会に影響を与えることのできる人材が求められています。日本財団「国際フェローシップ」では、こうしたリーダーを育成・支援していくことを目指し、2012年より、公益に資する分野で高い資質・専門性を持つ研究者や実務家を対象に、海外の研究機関や教育機関で更なる研鑽を積む機会を提供しています。 |
日系スカラーシップ・夢の実現プロジェクト(日系人に対する奨学事業)
The Nikkei Scholarship
設立年度 | 2003年 |
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実施団体 | (財)海外日系人協会 |
支給期間 | 最長5年 |
基金額 | 助成金額 117,750,000円/年(2008年度実績) |
目的 |
中南米を中心とした各国および日本在住の日系人を対象に、日本への留学を支援する奨学金事業です。本奨学金事業は、将来自国や地域社会の発展に貢献し、日本との懸け橋となるようなリーダーを育成することを目的としています。また、多様な夢の実現に応えるため、専門分野や留学期間を可能な限り奨学生のニーズに合わせて設定し、さらに留学期間も各人の学習計画に応じて最長5年まで認めております。 |
URL | http://www.jadesas.or.jp/ |
日本財団聴覚障害者海外奨学金事業
The Nippon Foundation Overseas Scholarship Program for the Deaf
設立年度 | 2004年 |
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実施団体 | 日本ASL協会(日本) |
支給期間 | 2〜4年 (1〜3人/年) |
基金額 | 助成金額 36,713,000円(2008年度実績) |
目的 |
昨今、日本人聴覚障害者の海外留学は増加していますが、健常者に比べるとその数は非常に少ない状態です。また、実際に留学している聴覚障害学生の大半は短期の語学研修のみで帰国しており、国内及び国際社会においてろう社会の発展を担える人材は育ちにくいという問題があります。本事業は、日本のろう社会の将来を担う若い聴覚障害者に対し、高度な情報保障と教育体制を持つ米国の大学への留学機会を提供するための奨学金事業です。これにより、本人の意識や能力を高めるだけでなく、日本の聴覚障害者の代表として国内及び海外の国際協力の現場で活躍できる当事者リーダーを育成することを目指しています。奨学生には学費・生活費・渡航費等の支給だけでなく、大学や学部を選ぶアドバイスや、英語とアメリカ手話の研修、留学後のフォローアップなども行われています。 |
URL | http://www.npojass.org/ |
笹川国際奨学基金プログラム
Sasakawa International Scholarship
設立年度 | 1993年 |
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実施団体 | ギャロデット大学(米国) |
支給期間 | 1年 |
基金額 | 2,000,000米ドル (約20人/年) |
目的 |
ギャロデット大学は、米国ワシントンD.C.にあるろう者のための総合大学です。自らの才能、知能、知識を活用し、自国のろう者をリードして社会の発展に寄与できる国際性豊かな人材を育成するために、世界各国から多数の留学生を受け入れています。留学生は、学士課程に進む前に英語力と手話による会話力を磨くため、1年間の入学準備プログラムを経る必要がありますが、その多くが学資不足から大学教育を断念せざるを得ない現状があります。この奨学基金は、優れた能力を持ちながら充分な学資を持たない学生を支援する目的で設置しています。 |
URL | http://www.gallaudet.edu/(英語) |
世界聴覚障害者リーダシップ奨学基金プログラム
World Deaf Leadership Scholarship
設立年度 | 1996年 |
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実施団体 | ギャロデット大学(米国) |
支給期間 | 2年 |
基金額 | 3,000,000米ドル (3〜5人/年) |
目的 |
開発途上国における聴覚障害者のリーダー・グループを育成する、本学の取り組みを支援しています。開発途上国の聴覚障害者に継続的な教育サービスを提供する仕組みを整備するため、当該国の聴覚障害者の中核となるリーダー・グループの形成と訓練を目的としています。 |
URL | http://www.gallaudet.edu/(英語) |
笹川良一奨学基金プログラム
NTID Ryoichi Sasakawa Scholarship
設立年度 | 1993年 |
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実施団体 | 米国立ろう工科大学(NTID)/ロチェスター工科大学(米国) |
支給期間 | 1年(3人/年) |
基金額 | 2,000,000米ドル |
目的 |
本学は、米国ニューヨーク州にあるロチェスター工科大学内に併設された、ろう者のための工科大学です。この奨学事業は、優秀でありながら十分な学資を持たない開発途上国からの留学生を支援することを目的としています。 |
URL | http://www.ntid.rit.edu/(英語) |
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター日本財団フェローシップ
The Nippon Foundation Fellows Program at the Inter-University Center for Japanese Language Studies
設立年度 | 2012年 |
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実施団体 | アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター |
支給期間 | 1年間 |
助成額 | 約9,000万円(20名/年) |
目的 |
アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターは、スタンフォード大学を中心とした日本研究の伝統を持つ米国の10大学によって1963年に設立され、独創的な教育方法と教材開発で日本語教育の発展に貢献するとともに、世界各国からの入学者を受け入れ、著名な日本研究者、日本専門家を輩出してきました。日本財団は本奨学金制度を通じて、未来の日本研究分野で活躍する人材の質を確保するために、最大20人/年に奨学金を給付します。 |
URL | http://www.iucjapan.org/ |
北京大学国際関係大学院プログラム
Peking University Graduate Program in International Relations
設立年度 | 1996年 |
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実施団体 | 北京大学国際関係大学院 |
支給期間 | 3〜4年 |
基金額 | 助成金額62,906,000円/年(2008年度実績) |
目的 |
北京大学の国際関係学院が東京大学と早稲田大学と協力して北京大学の国際関係学院に所属する優秀な修士・博士課程の学生を対象にいずれかの大学で学ぶ機会を提供しています。この奨学事業は、日中の国際協力を通して、国際関係学分野で活躍が期待できる人材を育成し、中国の大学教育における国際関係学の発展に寄与することを目的としています。 |
URL | http://english.pku.edu.cn/(英語) |
中央アジアのトルコ留学生のための奨学プログラム
Scholarship Program for Central Asian University Students in Turkey
設立年度 | 2003年 |
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実施団体 | 日本トルコ中央アジア友好協会 |
支給期間 | 最長2年 |
基金額 | 助成金額411,700ユーロ/年 (2008年度実績) |
目的 |
中央アジアからトルコに留学している優秀な修士および学部生を支援する奨学事業です。将来自国のリーダーとして活躍が期待できる人材の育成を通して、中央アジア地域全体の発展に寄与することを目的としています。 |
国連平和大学国際平和学修士課程に対する奨学事業
University for Peace Masters Program in International Peace Studies
設立年度 | 2006年 |
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実施団体 | 国連平和大学(コスタリカ)、アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン) |
支給期間 | 21ヶ月(英語中級者)/19カ月(英語上級者) |
基金額 | 助成金額 1,643,700米ドル/年 (2012年度実績) |
目的 |
近年、多様な形態の紛争・対立がアジアで多発している中、日本財団は、アジアに関する知識と平和構築の専門知識の両方を兼ね備えた人材を育成するため、国連平和大学(コスタリカ)とアテネオ・デ・マニラ大学(AdMU:フィリピン)と協力し、日本や東南アジア出身で大学卒業後2年以上の実務経験者を対象とした国際平和学の修士課程、”Asian Peacebuilders Scholarship (APS)”を実施しています。本課程の21カ月間(英語上級者は19ヶ月間)で、AdMUにて6ヶ月の英語訓練(英語上級者は3カ月間)、国連平和大学で10カ月の修士課程、再びAdMUで3カ月の平和構築集中講義、2か月のフィールド・プロジェクトが実施され、入学者全員に、全額奨学金(授業料・旅費・生活費など)が支給されます。国境を越えて平和構築の現場で活躍する際に不可欠な英語力向上と現場経験を組み込んだプログラムが特徴で、修了時には国連平和大学より修士号が授与されます。 |
URL |
https://www.upeace.org/departments/asian-peacebuilders-scholarships(英語) https://www.facebook.com/asianpeacebuildersscholarship/(英語・Facebook) |
日中笹川医学奨学金制度
Japan-China Sasakawa Medical Fellowship
設立年度 | 1986年 |
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実施団体 | (財)日中医学協会 |
支給期間 | 1年 |
基金額 | 助成金額 およそ15000万円/年 |
目的 |
中国の医学・医療分野の指導者となる人材を育成するため、過去20年にわたり、のべ2,000名の医学生を日本に招聘しました。笹川保健財団、中国衛生部国際交流センターと協力し、中国における医療水準の向上、全国的な近代医療の普及と両国の医療分野の交流を支援しています。 |
URL | http://www.jpcnma.or.jp/sasakawa.html |
中南米における農業リーダー育成のための奨学金(修士課程)プログラム
Masters Scholarship at Zamorano Pan-american Agricultural University
設立年度 | 2018年 |
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実施団体 | サモラノ農業大学 |
支給期間 | 2年(15名/年) |
基金額 | 助成金額 540,000米ドル/年(2018年度実績) |
目的 |
日本財団は、2002年~2012年まで中南米諸国における農業分野のリーダーの育成を目的として、本大学の学部生に対する奨学金を支給し、15カ国出身169名が学士号を取得しています。卒業生のほぼ全員が奨学金設置の目的どおり自国で農業関係の仕事に就職するか、さらに高い学位を目指して進学しており、彼らが農業分野のリーダーとなることで、同地域の農業発展に貢献することに寄与したと評価されています。一方、本大学には学部課程のみで、修士課程がなかったため、これまでの奨学金プログラムを基礎とし、より高い知識やスキルを持ち持続的な農業開発を促進できるリーダー育成をするため、2018年8月に修士課程が開講されました。 また、中南米諸国の奨学生の間で国を超えたネットワークが構築されることを目指しています。 |
URL | https://www.zamorano.edu/en/(英語) |
英国における日本研究奨学金プロジェクト
The Sasakawa Japanese Studies Postgraduate Studentship Programme
設立年度 | 2013年 |
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実施団体 | グレイトブリテン・ササカワ財団 |
支給期間 | 1年間 |
基金額 | 約300,000ポンド(30名/年) |
目的 |
英国の大学は、英国やヨーロッパにおける日本専門家の育成の場として重要な役割を果たしてきました。しかし、近年は大学や学生への支援が不足し、日本を専門に大学院に進学する学生の数は限られています。本事業は、英国の大学で日本研究を行う修士課程・博士課程在籍者30名に奨学金を提供することにより、英国や世界各国における日本研究の活性化に寄与することを目的としています。 |
URL | http://www.gbsf.org.uk/studentships/(英語) |
北欧諸国における現代日本研究支援
設立年度 | 2018年 |
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実施団体 | スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団 |
支給期間 | 講師5年間/博士1年間 |
基金額 | 助成金額 845,800 ユーロ (2018年度実績) |
目的 |
北欧の日本研究振興を目的とした、現地の大学及び博士課程学生への支援です。科学技術、平和構築、海事分野といった日本との協働可能な分野が多い北欧5カ国(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランド)の日本理解促進のため、北欧の9大学における現代日本研究コースの講師受け入れ費用を支援し、同時に毎年最大10名の博士課程学生の訪日研究費用を助成します。これらを通して北欧の当該分野における進学者へインセンティブを付与し、日本研究の活性化及びプレゼンス向上に資することを目指します。 |
URL | https://sjsf.se/japanese-studies-grants/(英語) |
Sylff:ヤングリーダー奨学基金
設立年度 | 1980年代 |
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実施団体 | 東京財団政策研究所 |
支給期間 | 各基金校による |
基金額 | 1,000,000米ドル/各校 |
目的 |
Sylff(ヤングリーダー奨学基金)は国家・宗教・民族などのあらゆる諸問題が複雑化・多様化する現代社会において、文化や価値の多様性を尊重し、人類の共通の利害のために行動する人材を育てるため、1980年代から開始されているグローバルなプログラムです。日本を含む世界44ヵ国、69の大学・大学連合の、おもに人文社会科学分野を研究する大学院生を対象に奨学金を授与しています。将来を担うリーダーとしての資質を重視して選ばれた奨学金受給者(Sylffフェロー)は、16,000名を超え、その多くが様々な分野で活躍しています。 |
URL | https://www.sylff.org/(英語) |
NF-JLEP:日本語教育基金
設立年度 | 1994年 |
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実施団体 | 東京財団政策研究所 |
支給期間 | 各基金校による |
基金額 | 1,500,000米ドル/各校 |
目的 |
日本語教育基金(The Nippon Foundation Fund for Japanese Language Education、略称NF-JLEP)は、海外における日本語の普及、日本語教育の推進を目的としたグローバルなプログラムで、1994年に設立され、6ヵ国8大学に各150万米ドルの基金が寄贈されました。NF-JLEPでは、基金を共有する大学を含めた11大学において、日本語を学ぶ学生への奨学金給付や外国語として日本語を教える教師の養成やスキルアップ、日本語の教材開発など、各地域で求められる日本語教育推進のための支援を行っています。現在までに、2,000名を超える学生や日本語教師(NF-JLEPフェロー)が誕生し、その多くが各国の日本語教育の発展に貢献しています。 |
URL | https://www.nf-jlep.org/ |