鳥取県×日本財団共同プロジェクト「みんなでつくる“暮らし日本一”の鳥取県」

写真:緑豊かな自然

鳥取県×日本財団共同プロジェクトは2022年3月31日をもって終了しました。

日本の人口が減少し、高齢化が加速していく中で、全国的にも深刻となっていく社会保障負担を軽減させていくことを見据え、主に高齢者や障害者の方の生活を民間レベルで支えていく「地方創生のモデル」づくりに取り組んでいます。
日本財団と鳥取県は、みんなでつくる“暮らし日本一”を目指し、地域住民が元気に暮らし、誇りを持てる社会づくりのための共同プロジェクトを実施することで合意し、2015年11月18日(水)に協定を締結しました。5年にわたり30億円規模を想定し、連携して取り組みました。

鳥取県×日本財団共同プロジェクト「みんなでつくる“暮らし日本一”の鳥取県」概要

みんなが支え合う社会づくり、みんなが活躍できる社会づくり、プロジェクトの推進の3つをプロジェクトの柱に活動しています。

(1)みんなが支え合う社会づくり

  1. 中山間地域の生活支援「住み慣れた地域での生活を守る」
    中山間地域の生活支援サービス構築を支援し、住み慣れた地域で生活できるモデルを構築します。
  2. 住民参加型の健康づくり「健康寿命日本一」
    住民参加型イベント等を通じた定期的な運動プログラムの実施により健康寿命を伸ばす取り組みを進めます。
  3. 難病の子どもと家族の地域生活支援「福祉、医療、教育の連携」
    難病児と家族が地域で不安なく生活していくための支援体制づくりを進めます。
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鳥取県米子市で行われた小児在宅ケアミーティングの様子

(2)みんなが活躍できる社会づくり

  1. 競技場のバリアフリー化「障害者スポーツの拠点になる」
    布勢総合運動公園のバリアフリー整備を通じて健常者や障害者が積極的にスポーツに取り組む拠点づくりを進めます。
  2. タクシーのユニバーサルデザイン化「地域交通のモデルをつくる」
    誰もが移動しやすい新たな地域交通のモデルづくりを進めます。
  3. 働く障害者を増やす「工賃3倍から産業の担い手づくり」
    障害者の工賃向上の取り組みを通じ、障害者の一般就労など社会参画を進めます。
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ユニバーサルデザインタクシー導入式。県内4分の1のタクシーをユニバーサルデザインタクシーにする予定

(3)プロジェクトの推進

  1. 鳥取人材育成プログラム「将来の担い手・リーダーを育てる」
    国内外の先進事例の視察、研修、交流事業等を通じ、地域で活躍する若手リーダーの育成を進めます。
  2. 鳥取助成プログラム「優れた活動の次のステージを応援」
    地域活動の担い手の新たなチャレンジを支援します。
  3. 情報発信「県の魅力の再発見・価値の創造」
    発信力のあるメディアや人的ネットワークを通じて県の魅力や地方創生の取組を全国に発信します。
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鳥取助成を受けたNPOが集結した鳥取県×日本財団共同プロジェクトキックオフ結団式

「みんなでつくる“暮らし日本一”鳥取県」のプロジェクトの一環として、地域における自発的な協力活動が生まれる根底にある人と人との「つながりの豊かさ」に注目し、地方創生の評価指標を開発しました。
詳しくは資料をご覧ください。