初の世界規模での日系人調査実施へ日本人の集団移民から150年
日本財団は2019年、世界の各地域で若い世代の日系人を対象にした意識調査を実施します。世界規模で日系人に関する調査が行われるのは今回が初めてです(日本財団調べ)。
日本人が初めて集団移民した明治元年から150年が経ちました。長い歴史を持つ北米や中南米の日系社会では世代交代が進み、若い世代は日本語を話さず、日系人同士の交流も希薄になるなど大きな変化が生まれています。一方で、戦後の日本企業の世界的な展開や、国際結婚などで現地に根付いた新たな日系人も増えています。海外日系人協会によると、2017年度時点で日本人の血を引く日系人は全世界で約380万人存在するといわれています。
こうした日系人が日本をどう捉え、自分と日本との関係をどう考えているのか。調査では若い世代の日系人の実像を浮き彫りにします。日本では外国人労働者の受け入れを拡大する法律が改正されるなど更なる国際化が進むと見られます。調査は世界の若い日系人の考えを知ることで、日本と日系社会の将来的な協力を探るきっかけなどにすることを目的としています。
日本財団では50年にわたって中南米やアジアの日系人1世や2世への支援事業を展開してきました。調査結果は、今後の日本財団の事業の検討にも用いることにしています。
調査の概要
調査対象 | 若手(18~35歳)日系人
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調査方法 | オンラインアンケート及びフォーカスグループディスカッション(※)
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調査期間 |
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調査団体 | 日本財団 |
調査協力 | 全米日系人博物館(米・ロサンゼルス) |
調査結果 | 2020年4月以降発表予定 |
お問い合わせ
日本財団 コミュニケーション部
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