日本財団18歳意識調査結果 第72回テーマ「価値観・くらし(地域間比較調査)」「結婚して子供を育てる人生が望ましい」➡地域差なし、男女間には大きな差
日本財団は7月、「価値観・くらし」をテーマに72回目の18歳意識調査を実施しました。全国を東京、大阪、名古屋の3大都市圏中心部と周辺部、地方圏を県庁所在地など中心部と周辺部の4地域に区分した上、さらに男性と女性に分け、各都道府県100名計4,700名から、社会との関わりや結婚・子育て観、休暇の過ごし方などについて聞きました。
まずジェンダー・結婚・子育て観。少子化の関連でも注目される「結婚して子どもを育てる人生が望ましい」との考えについて、4地域とも男性の約3分の2が「どちらかといえば」も含め「そう思う」と答えているのに対し、女性は「そう思わない」が同様に「どちらかといえば」を含めると4地域とも過半数を占め、男女間の違いが浮き彫りにされています。「子どもが生まれたら主に女性が育児を担うことが望ましい」に関しても同様に地域差は少ないものの、「そう思う」の回答は男性が7~11%、女性が2~4%とかなりの開きが出ています。
社会との関わりに関し「住むまちに誇れる伝統・文化・歴史がある」と認識する人は男女とも三大都市圏より地方の中心部、周辺部が高い数字となっています。このほか長期休暇で行きたい都道府県の1位は「北海道」が33都府県と圧倒的に多く、次いで「東京都」が14道県。同様に長期休暇でしたいことでは「勉強・自己研鑽」が26都道府県、「アルバイト」が13府県でトップ、開会中の大阪・関西万博に「ぜひ行きたい」は「どちらかといえば」も含め22都府県で60%を超えています。
調査票には、このほか「メディアに触れる頻度」など、地域ごとの意識差を知る上で有用なデータが含まれています。
第72回「価値観・くらし」調査結果の概要
- ジェンダー・結婚・子育て観:
「夫婦に子どもが生まれたら、主に女性が育児を担うことが望ましい」
男性29.3% / 女性 13.0%- ※【そう思う】・【どちらかといえばそう思う】の4地域割合の合計平均
「結婚して子どもを育てる人生が望ましい」
男性65.7% / 女性 49.1%- ※【そう思う】・【どちらかといえばそう思う】の4地域割合の合計平均
- 社会との関わり:
「住むまちに誇れる伝統・文化・歴史がある」
三大都市圏中心部+周辺部:男性62.4% / 女性 59.5%
地方圏中心部+周辺部:男性70.6% / 女性 71.6%- ※【そう思う】・【どちらかといえばそう思う】の合計平均
調査結果抜粋
ジェンダー・結婚・子育て観:
「夫婦に子どもが生まれたら、主に女性が育児を担うことが望ましい」

「結婚して子どもを育てる人生が望ましい」

社会との関わり:
「住むまちに誇れる伝統・文化・歴史がある」

第72回「価値観・くらし(地域間比較調査)」
調査対象 | 47都道府県の16歳~19歳男女、4,700名(17歳~19歳を優先対象とした) |
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実施期間 | 2025年7月3日(木)~7月10日(木) |
調査手法 | インターネット調査 |
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