第3回国連防災世界会議 防災の取り組みに障害者の視点を!

東日本大震災で犠牲となった障害者は1,600人以上で、死亡率は全体の約2倍であることが判明しています。また、2005年から15年までの国際的な防災指針「兵庫行動枠組」には、障害者についての記述がほとんどありませんでした。日本財団は、第3回国連防災世界会議において手話通訳等の情報保障やバリアフリーの徹底などを実施支援するとともに、本会議や関連会議を通じて、防災の取り組みに障害者の視点を取り入れることの重要性を国内外に訴えます。関連セッションは次のとおりです。

1. 【本体会議】「全ての人のための包括的防災における障がい者の積極的参加」

当財団では、防災の取り組みに障害者の視点を取り入れることの重要性を国内外で訴えるため、12年の東京を皮切りに、韓国・仁川、スイス・ジュネーブ、米国・ニューヨーク、岩手県陸前高田市、仙台市、タイ・バンコクと世界各国で障害者と防災をテーマに国際会議を開催し、国連機関や各国政府、NGOらへの働きかけを実施。今回の第三回会議で初めて、障害者をテーマとした同セッションが設けられることになりました。

主催 国連
場所 仙台国際センター(Exhibition Hall 1)
日程 2015年3月17日16:00〜17:30
プログラム 開会挨拶(笹川陽平・日本財団会長)
パネルディスカッション
障害インクルーシブな地域防災とポスト兵庫行動枠組み(HFA2)の実施に向けた国際パートナーシップと行動の呼びかけ

2. 【パブリックフォーラム】シンポジウム「障害者の視点からのコミュニティ全体で備える防災まちづくりへの提言〜ポスト2015インクルーシブ防災」

本フォーラムは、障害者が単に災害時に援護を受けるべき弱者としてではなく、防災計画の策定や避難訓練・生活などあらゆる段階で参加し主体的な役割を果たすことで、災害に強い街づくりに貢献できるという観点から、2015年以降のインクルーシブな防災のあり方について議論するために開催。欧州議会議員でろう者のアダム・コーサ氏らがパネリストとして登壇します。

主催 日本財団、仙台市、仙台市障害者福祉協会、東北福祉大学
場所 TKPガーデンシティ仙台 ホールB(宮城県仙台市青葉区中央1-3-1)
日程 2015年3月17日9:30〜15:00
プログラム 9:30〜12:00第一部「障害者の視点からの防災まちづくりへの提言」
13:00〜15:00第二部「コミュニティで備えるインクルーシブ防災」

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