ご寄付を活用し、支援させていただいた団体のご紹介

皆さまからのご寄付は、スポーツの力を活かした社会貢献活動の支援に活用させていただいています。今月は、パラアイスホッケーで3度パラリンピック出場経験を持ち、バンクーバーで銀メダルを獲得した上原大祐さんの活動をご紹介します。上原さんはHEROsアンバサダーとして活動するほか、NPO法人D-SHiPS32の理事長を務め、幅広く社会貢献活動に取り組んでいます。

D-SHiPS32は、障がい者と健常者が「体験」を共有することで、子どもたちが夢を持って挑戦できる精神を育て、当たり前のことを当たり前にできる社会をつくることを目的に、活動しています。「障がいがあるから自分の夢は叶わない」そんな先入観で、夢を諦めてしまう子どもたちは少なくありません。この先入観を取り払い、障がいのある子どもたちが夢への一歩を踏み出せるように支援することを活動のミッションとしています。

D-SHiPS32は、3つのプロジェクトに取り組んでいます。
1つ目は、健常者が当たり前にできることを、障がいのある子どもたちも同じように挑戦できるよう、子どもたちの好奇心を「無理×アイデア」で可能にしていく取り組みです。例えば、車いすで入ることが難しい畑では、通路に板を敷くことで車いすユーザーでも収穫体験をすることができます。
2つ目は、障がい児を持つ家族のサポートです。D-SHiPS32では、「たまにはお父さんお母さんにも自分の時間を楽しんでもらいたい」「兄弟にも親を独占できる時間を持ってもらいたい」という想いから、障がいのある子どもを預かるサービスを行っています。
3つ目は、バリアフリーなコミュニティーづくりです。日本にはバリアフリーを必要とする人が約4,000万人いると言われています。バリアフリー化を進めることで、子どもからお年寄り、ベビーカーを使う家族など、多くの人にとってより良い環境づくりを目指しています。

皆さまのご寄付で、D-SHiPS32の「車いすスポGOMI」と「カリスポ」という取り組みが実現しました。

「車いすスポGOMI」では、チーム対抗で車いすに乗りゴミ拾いをして、集めたゴミの量を競います。スポーツ感覚で楽しみながら、障がい者の目線を知り、サポート方法を知ることができます。集めたゴミの量だけでなく、街中の障害を見つけた数や改善策の提示なども点数化して楽しめるように工夫されています。これまで大手企業の研修や学内イベント、修学旅行生向けの講習会として、年齢や性別を問わず多くの人が参加し、バリアフリーについて深く考える時間を共有してきました。一人でも多くの人に、気軽に、楽しく、障がい者目線を知ってもらう。それが、お互いを助け合うアクションに繋がっていきます。

もう一つの「カリスポ」は、競技用車いすを貸し出して、パラスポーツを体験してもらう取り組みです。競技用車いすは非常に高価で、子どもの成長に伴いサイズ交換をする必要があります。そのため、車いすスポーツを体験することに高いハードルがあります。また、東京2020を控えパラスポーツに関心が高まる中、パラスポーツを体験するための器具を借りるのが難しいという課題もあります。そこで「カリスポ」は、子供用から大人用まで幅広いサイズの競技用車いすの単発レンタル、月額レンタルサービスを提供しています。誰もが気軽にパラスポーツへアクセスできるようになることで、パラスポーツがもっと身近なものになって欲しいという思いがあります。

アスリートやスポーツの力を活用した取り組みはまだまだあります。日本財団HEROsは、皆さまからのご寄付により、様々な活動を支援し、社会課題の解決を進めてまいります。