2020年度日本財団HEROsの活動について

画像:HEROsロゴマーク

2020年度は新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、自粛生活を余儀なくされる生活が続きました。今月は、新型コロナ渦中での日本財団HEROsの取り組みについて振り返ります。

1. HEROs LAB

HEROs LABイメージ。アスリートたちの熱い想いを、将来を担う若者に伝えるオンラインスクール。参加無料。

HEROsは、2020年8月よりオンライン事業「HEROs LAB」を実施しています。新型コロナの影響で、先行きが見えず将来に不安を抱く中高生に対して、アスリートが「困難を乗り越える方法」や「モチベーションを維持する方法」などスポーツで培った経験を伝えるオンラインスクールです。HEROs LABには、HEROsアンバサダーの根木慎志さん、五郎丸歩さん、河合純一さん、近賀ゆかりさん、井上康生さん、松下浩二さん、上原大祐さん、中田英寿さん、村田諒太さん、東俊介さんを含む総勢44名もの方々にご出演いただきました。学校では学ぶことができないアスリートの経験談に、全国から累計約5,000人もの申し込みがあり、多くの中高生にエールを届けることができました。

2. HEROs IDEA

HEROs IDEAイメージ。SPORTSMANSHIP FOR THE FUTURE。誰かのため、社会のため、未来のため。HEROs IDEAとは、アスリートや一般の方から募集した、スポーツを取り入れた「気軽に楽しく取り組めるアイデア」の数々。誰もが社会貢献を始めるきかっけとなる“参考書”です。

「社会貢献活動」というワードに堅苦しさや難しさを感じてしまう方は少なくないのではないでしょうか。HEROsでは、誰もが気軽に社会のためにアクションを起こすることができるよう、アスリートやチーム・リーグから「スポーツを取り入れた楽しい社会貢献アクションアイデア」を集約し、ウェブサイトにて公開しました。これまでに、様々な競技から34名のアスリート、チーム・リーグから6団体のアイデアが集まりました。引き続きHEROs IDEAを募集しますので、是非下記ウェブサイトをご覧くださいませ。

3. HEROs AWARD 2020

写真
HEROs AWARD 2020受賞者(左から堀江航氏、田中時宗氏、二村元基氏、有村智恵氏、炭谷銀仁朗氏)※二村氏は、本田圭佑氏の代理として受賞

HEROsは、スポーツの力を活用した社会貢献活動を行うアスリートや団体を表彰するHEROs AWARDを年に一度開催しています。競技場の外でのアスリートの活躍やスポーツの力を可視化することを目的としています。
2020年度のHEROs AWARDは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から出席者を限定し、2020年12月21日に日本財団ビルにて開催しました。合計123件の社会貢献活動の中からHEROs AWARD審査員による議論の結果、本田圭佑さん(サッカー)、有村智恵さん(女子ゴルフ)、日本プロ野球選手会、一般社団法人センターポールが受賞となりました。今後、受賞された方々のプロジェクトの更なる活性化のために、サポートをしていきます。

4. HEROs STARTUP

画像:HEROs STARTUPイメージ

HEROsは、スポーツを活用した新規社会貢献活動を支援するプロジェクト「HEROs STARTUP」を2021年2月より開始しました。HEROs STARTUPは、スポーツを活用した社会貢献事業の裾野を拡大することを目的としています。
全国のアスリート、チーム・リーグ、企業・団体からエントリーのあった33件のうち厳正なる審査の結果、4件の活動を活動奨励金50万円/件で支援しました。今後、受賞者との連携を図ることで活動を拡大するとともに、受賞者の活動を発信することで幅広い方々が社会課題に取り組むきっかけを提供していきます。


2020年度HEROsにご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。2021年度も、社会課題の解決を加速させるべく、アスリートと連携して活動していきます。HEROs各種SNSにて様々な情報を発信していますので、引き続き情報拡散のご協力をお願いいたします。