2023年度 第1回交流会 この夏も大阪にてリアル開催! 2023年8月18日 会場:シェラトン都大阪ホテル

2023年度の第1回目となる「夢の奨学金交流会」が、8月18日シェラトン都ホテル大阪(大阪市)にて開催されました。奨学生およびソーシャルワーカー、日本財団職員総勢25名が集い、笑顔あふれるなかで親交を深めました。

「夢の奨学金」では定期的に開催される交流会等の行事を通して奨学生同士の親交を深めています。新型コロナウイルス感染症の流行により、ここ数年は主にオンライン形式(またはオンラインと対面のハイブリット形式)で開催されていましたが、今回は昨年に引き続き大阪に集まって開催されました。

最初に日本財団公益事業部子ども支援チーム 吐師朝美氏より挨拶がありました。
「一昨日には台風の影響で新幹線もストップして心配されましたが、本日は皆さん無事に到着できたようで良かったです。2016年からスタートした『夢の奨学金』も今年でもう7年目を迎え、奨学生の仲間も増えてきました。今日はこうして皆さんとお会いできてうれしいです。今日の開催に向けてご準備くださった運営委員の皆さまには改めて感謝申し上げます。楽しく交流ができて、皆さまの学生生活もより充実することを願いご挨拶とさせていただきます」

進行は奨学生自ら。企画運営委員が活躍

交流会では奨学生の企画運営委員が担当しています。この日も4人の奨学生が交流会の企画、当日の裏方、そして司会進行を担当しました。

まずは参加者の自己紹介です。自己紹介に至るまでの事前準備も必要というユニークな企画でした。参加者は1,000円ほどの予算で「ご当地のお土産」を用意して、当日持参してもらいます。名前を書いたくじが入った箱から順番にくじを引き、そのくじに名前が書いてある人のお土産をもらいます。お土産を渡した人は壇上で自己紹介をした後にくじを引き、買ってきたお土産の紹介をします。奨学生とソーシャルワーカー、そして日本財団職員も参加してスタートしました。

出身地は北海道、青森、大阪、和歌山などさまざま。趣味もゲーム、カラオケ、筋トレ、スノーボード、料理を作る、カメラなどの皆さん多彩で、その趣味の醍醐味を教えてくれました。

そしてお土産は大阪名物たこ焼き味のプリッツに始まり、横浜の人気洋菓子店の焼き菓子、郷土名物の手焼きせんべい、北海道のじゃがポックル、ハラダのラスク、浅草の江戸っぽいお菓子、秋田のいぶりがっこ、そして定番の白い恋人などなど、その地域ならではのお土産、その土地にまつわるエピソードがそれぞれとても面白く、早くも自己紹介から会場は盛り上がりました。

「ウソ・ホントゲーム」で上手く騙せる!?

自己紹介が終わり、第1部のレクリエーション「ウソ・ホントゲーム」がスタート。あらかじめ席は4つのグループに分けられています。「たこやきチーム」「ハルカスチーム」「USJチーム」「通天閣チーム」と、すべて開催地の大阪にちなんだ名前です。

ゲームのルールは、各グループにお題を出したお題に沿って、ウソの話とホントの話を考えてもらいます。その発表を聞いて、他のグループはどちらの話がウソかを当てるゲーム。各グループのお題は「春の思い出」「夏の思い出」「秋の思い出」「冬の思い出」になります。

まずはグループごとに20分間のフリートーク。ウソとホントの話を考えました。発表は2名が前に出て、それぞれウソとホントの話をします。他のグループからいろいろな質問が出ますので、ウソの話でもそれらしく答えなくてはなりません。

最初は「たこ焼きチーム」からの出題です。テーマは「春の思い出」。
Aは「北海道では花火の時は必ずバーベキューやジンギスカンをします」
Bは「北海道は春先までスノーボードができますが、異なる雪質に合わせてボードが2種類あります」
このどちらがウソなのか見抜かなくてはいけません。ここで他のグループから質問が出ます。

他グループからは「雪の質が違うって、どのように違うのですか?」という質問があると、Bの人は「11月くらいのパウダースノー、その後は水分の多い普通の雪です。普通の雪は固まりやすいので、ボードのエッジを変える必要があります」という答え。皆さん「うーん」「なるほど」というリアクションです。

Aの話には「バーベキューの食材は北海道ならではのものですか?ゴミ処理はどうするのですか?」という質問が。
これに対しては「ジンギスカンのラム肉は多い印象。あとはジャガイモを一緒に煮込んで、そこにラーメンを入れることもあります。ゴミ箱はバーベキュー用に設置されます」というお答え。

各チームは話し合いの結果、ウソの話はAだという2チーム、Bだという1チームに分かれました。答えはBの「ボードが2種類ある」という話がウソで、A「花火の時にバーベキュー」がホントの話でした。

この後も各チームのウソ・ホントの話が繰り広げられましたが、皆さんどうやって思いつくのか面白い話題ばかり。全員からウソを見破られたチームもあり、笑い声に包まれました。

「ジェスチャーゲーム」で和気あいあい

第2部は「ジェスチャーゲーム」です。各チームのメンバーが前に出て、一人がジェスチャーをする役、他のメンバーは順番で回答していきます。お題は企画委員のメンバーがスケッチブックにあらかじめ書き込んであり、それを捲りながらジェスチャーをする人に見せていきます。

最初はサルやウサギなどの動物が続き、サッカー、テニス、バスケットボールなどのスポーツの出題。この辺りまでは簡単問題で、メンバーも次々と正解していきます。

ところが、フリー問題になってくると難しくなります。「エレベーターに乗っている人」「メガネを無くした人」「卒業式」まではジェスチャーで何とか伝わりますが、「10年ぶりにあった人」「教室に虫が出たときに倒してヒーローになる人」などの難問も。懸命にジェスチャーをしてくれますが、さすがに正解できず。出題者が答えを披露してテンポよく進みます。そのたびに会場も盛り上がりました。

ジェスチャーゲームは正解数で競います。ウソ・ホントゲームで最下位だった通天閣チームが第2部では1位に輝きました。

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ウソ・ホントゲームについてチームに分かれて作戦会議を行うところ

和やかで楽しい2時間を満喫しました!

第2部も改めて景品をプレゼントがあり、どのテーブルも会話が盛り上がってきましたが、そろそろ終了ということで、司会進行の運営委員からの挨拶。

「本日は多くの方にご協力いただきありがとうございました。とても楽しい交流会になったのではないかと思います」。続いて運営メンバー全員で「せーの、ありがとうございました!」と締めてくれました。

最後に大阪児童福祉児童協会アフターケア事業部の藤川さんからご挨拶がありました。「私自身も時間を忘れるくらい楽しみました。こんなに笑ったのは久しぶりです。企画委員の皆さん、zoom会議を重ねて、昨日も遅くまで、今日も早くから準備をしてくれてありがとございました。新型コロナ感染症も落ち着いたようには見えますが、これからも気を付けて欲しいということで、参加賞には検査キットも入れましたので使ってくださいね。体調に気を付けて日々頑張ってください。また次の交流会でお会いできたらと思います。今日は、ありがとうございました」

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アフターケア事業部 藤川様よりご挨拶

お開きの前には恒例の記念撮影。和やかな表情で写真に納まり、みなさん名残惜しそうに帰途につきました。また次回の交流会でお会いしましょう!