日本財団職員による現場レポート:令和6年能登半島地震への支援(1月3日)
日本財団災害対策事業部です。
この度の能登半島地震の対応で石川県能登地方に派遣されております。
地震翌日の1月2日、北陸自動車道の数か所が通行不可なため長野県から富山県に抜ける安房峠を越えて本日3日、七尾市及び穴水町を調査し、津波によって大きな被害を受けた能登町の漁港に到着しました。
日本財団と連携する災害支援NPOは、大火のあった輪島市にて持ち込んだ重機を使い自衛隊と連携しながら行方不明者の捜索にあたっています。
また他の団体は2日夜に半島の突端の珠洲市において炊き出しの支援や持ち込んだ救援物資の配布などを行っております。時折、緊急アラームが鳴り響く中を懸命な支援活動が続いています。
昨年も大きな地震に襲われた珠洲市は、漸く先の地震の傷痕が消え始めた時だけに、今回の壊滅的な被害と犠牲者の数は、自治体そのものの存続の危機に瀕していると言っても過言ではないように思います。被害の甚大さに加え半島という交通の便が極めて悪いエリアでの大地震にて復旧・復興には多くの月日が費やされることになりそうです。

