日本財団職員による現場レポート:令和6年能登半島地震への支援(1月12日)
日本財団災害対策事業部です。
昨夜、日本財団が支援したRORO船が珠洲市の飯田港に着岸し、大型発電機・軽油・灯油を受け取りました。軽油は、主に津波瓦礫による被害が想定されている定置網回収のための漁船燃料として活用されます。
灯油は、ドラム缶ごと中規模避難所の暖房用に輸送する予定です。
昨日から珠洲の漁港のある蛸島地区で支援活動を開始しています。このエリアは全体の8割が全壊し、ほぼ壊滅状態です。
主な支援内容は以下の通りで、その他多くの困り事に対応しています。
- 道路啓開
- 車両の救出
- 被災者の大切なもの等の取り出し
公的機関の支援車両を通すための道の啓開作業を、重機を使って我々重機チームが行っています。
現在、被災者の一番の要望はやはり入浴です。発災から10日間が過ぎ高齢者の疲労はピークに達しています。
避難所ではこれまで三食ともパンのみの食事という方もおり、我々も避難所の皆さまと協力しながら、温かい食べ物を供給するための炊き出しや、足湯を始めております。
本当の冬はこれから。全力で頑張ります。やれることからひとつひとつ。