萩原智子さんが子どもたちとフードドライブを実施 189kgの食品を届ける

フードドライブブースで食品を受けとる萩原さん

アスリートの力で課題解決を加速させる

“HEROs Sportsmanship for the future”は、トップアスリートがもつ影響力を社会課題解決のために活用し、助け合いの輪を広げていくことを目的としたプロジェクトです。

様々な困難を乗り越えてきたトップアスリートならではの発想力や行動力、影響力が加わることで、社会課題の解決が加速することを目指しています。

HEROsアンバサダーを務める萩原智子さんが2023年12月に「山梨トヨペットPresents 2023年度 萩原智子杯 クラブ対抗水泳競技大会」を開催し、大会会場で子どもたちとともにフードドライブを実施しました。

困難な状況にある子どもたちについて知り、みんなでアクションする

フードドライブブースで集まった食品の写真

小学一年生から高校三年生までの子ども約350人が参加する公認競技大会でもある水泳大会「萩原智子杯」では多くの子ども達が集まる機会を活用し、社会課題の啓発を行っています。

今回、取り組んだのが「フードドライブ」です。

大会会場にフードドライブ特設ブースを設け、大会に出場する子どもたちとその保護者が、家庭にある未利用の食品を持ち寄りました。

集まった食品の総量はなんと189kg。食品は、フードバンク山梨を通じて、山梨県内で食料支援を必要とする、子どもがいる1,000世帯・約2,000人の子どもたちに届けられました。

スポーツの力は社会問題を解決する力を持っている

萩原智子さんは、大会を通じて子どもたちに社会課題を啓発する理由は「スポーツの力は社会問題を解決する力を持っている」という信念があるからだと熱く語ります。

萩原智子さん:「『フードロス』『貧困』への社会問題にアクションし、会場では沢山の食品をご寄付いただきました。水泳が速い、強いだけではなく、スポーツには世の中で起こっている社会問題を解決できる力を秘めていることを選手たちに知ってもらう機会にもなったと思います」

子どもたちに向けて話をする萩原さん

トップアスリートと過ごし刺激を受けた子どもたち

また大会会場には山梨県出身であり、萩原智子杯の卒業生でもある内田かりんさん(山梨中央銀行)がゲストとして参加。2023年に開催されたジャパンオープン200mバタフライで銀メダルを獲得したトップアスリートの泳ぎに子ども達からは歓声が上がります。

萩原智子さん:「子ども達のどよめき、歓声…あらためて『本物』とふれあうことは大切な時間だと感じました。開催するたびに記録が更新され、子どもたちの成長を実感しています。」

子どもたちを心身ともに成長させるきっかけをつくっている『萩原智子杯』。今後の意気込みを萩原さんはこう語ります。

萩原智子さん:「今後も子ども達の夢が繋がる大会、障害者も健常者もすべての人がチャレンジできる大会、そして社会問題にアクションする大会として『萩原智子杯』を開催し、子ども達が成長できるきっかけを作れるよう努力いたします」

一斉に飛び込む選手たちの様子。

▼参加したアスリート
萩原智子さん

HEROsは競技生活で得た力を社会のためにも役立てたい、という志の高いアスリートの活動により、ファンを巻き込みながら社会課題の解決にむけてチャレンジしています。