聴覚障害者のための奨学金事業

1.(特)日本ASL協会

日本財団は、日本における聴覚障害者の社会的地位の向上や教育機関等の発展を担う聴覚障害当事者リーダーの育成を目指して、日本財団聴覚障害者海外奨学金事業を支援しています。これは日本の聴覚障害者が、聴覚障害教育の制度や環境整備が進んでいる米国の大学・大学院などに留学することで、日本では学びえない知識や経験を得る機会を提供するものです。本事業は日本財団からの助成により、日本ASL協会が実施・運営しています。奨学生には学費・生活費・渡航費等が支給されます。日本ASL協会は、留学先の大学や学部を選ぶ際のアドバイスや、英語とアメリカ手話の研修、留学後のフォローアップなども行い、奨学生がより有意義な留学生活を送ることができるよう支援しています。

  • 日本財団聴覚障害者海外奨学金事業
    • 基金額: US$2,000,000
    • 対象者:2-4人 / 年

日本財団による助成金

  • 2011年: 50,070,000日本円
  • 2010年: 43,968,000日本円
  • 2009年: 37,412,000日本円
  • 2008年: 36,713,000日本円
  • 2007年: 41,992,000日本円
  • 2006年: 77,083,500日本円
  • 2005年: 19,427,950日本円
  • 2004年: 4,104,950日本円

助成金合計額:JPY 310,771,400

2. ギャローデット大学 (米国)

ギャローデット大学(外部リンク)は米国のワシントンDCにあり、世界で最も有名な聴覚障害者のための大学です。基本的に授業は全て手話で行われ、ろう教育、ろう研究、手話に関する研究も盛んです。日本財団はギャローデット大学に2つの基金を設置し、聴覚障害当事者リーダー育成を目的として開発途上国からの留学生に対して奨学金を支給しています。特に世界聴覚障害者リーダーシッププログラムでは、学費・生活費の全額支給に加えて、奨学生が自国でインターンシップやリサーチを行う費用も支給しています。

  • 笹川国際奨学基金
    • 基金額: US$2,000,000
    • 対象者: 約20人 / 年
  • 世界聴覚障害者リーダシップ奨学基金
    • 基金額: US$3,000,000
    • 対象者: 3-5人 / 年

3. 米国立ろう工科大学(NTID)、ロチェスター工科大学(米国)

NTID(外部リンク)は米国ニューヨーク州にあり、1,000人以上の聴覚障害学生が学んでいる大学です。ロチェスター工科大学の中に、聴覚障害学生を対象としたNTIDが学部として設置され、統合教育(メインストリーム)の環境を実現しています。日本財団はNTIDに基金を設置し、聴覚障害当事者リーダー育成を目的として開発途上国からの留学生に対して奨学金を支給しています。

  • 笹川良一奨学基金
    • 基金額: US$2,000,000
    • 対象者: 約3人 / 年