将来世代への啓発活動を通じた、無人運航船への理解醸成

海事産業での自動化の技術がますます重要になる中、新しい船の仕事の可能性が広がっています。船の自動化の最新動向、チャンス、そしてチャレンジについて学び、デジタル時代の海と船の未来を共に考えるため、若い世代を対象とした出前授業を各地で開催しています。

自律運航機器を搭載予定のフェリーに子ども達が乗船

日本財団の無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」の一環として一般財団法人日本船舶技術研究協会が主催した「みらいのフネ!ワクワク乗船体験」が、新岡山港と小豆島を結ぶフェリーで開催されました。この乗船体験では、無人運航船に興味を持つ子どもたちとその家族約100人が、自律運航機器を搭載予定のフェリーに乗船し、無人運航船の体験をしました。船内ではワークショップや講義が行われ、無人運航船のメリットや未来について学びました。また、船橋(ブリッジ)も見学し、船長から船の航行について解説を受けたほか、小豆島観光も楽しみました。日本財団無人運航船プロジェクトでは、2025年中に関連する技術開発を完了し、実用化・製品化レベルに持っていく計画です。

写真:無人運航船の乗船体験で、船長から船の航行について解説を受ける参加者たちの様子。

東海大学 静岡キャンパスでの出前授業

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「無人運航船実現に向けたJRCSの取り組み」について講演する中野和昌 氏
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「無人運航船実現に向けたBEMACの取り組み」について講演する 秋山和輝氏
日時 2023年11月9日
場所 東海大学 静岡キャンパス
対象 東海大学海洋学部 海洋理工学科 海洋理工学専攻 航海工学科 海洋機械工学専攻の学生
内容
  • 「MEGURI2040」の取り組み紹介
    日本財団 海洋事業部 桔梗哲也
  • 無人運航船実現に向けたJRCS の取り組み」
    JRCS(株)Digital Innovation LAB 中野和昌 氏
  • 「無人運航船実現に向けたBEMAC の取り組み」
    BEMAC(株) 東京データラボ 秋山和輝氏
  • 講師の所属先等は出前授業の開催時のものです。

広島商船高等専門学校での出前授業

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「宇宙の今とその通信利用について」講演をする古川操氏
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「みらいのウェザールーティング(象海象等を考慮した経路設計)」について講演をする岩佐 秀徳氏
日時 2023年10月24日
場所 広島商船高等専門学校
対象 商船学科航海系、電子制御工学科・流通情報工学科の学生
内容
  • 「宇宙の今とその通信利用について」
    (株)Space Compass 宇宙DC事業部 事業開発部 部長 古川操氏
  • 「みらいのウェザールーティング(気象海象等を考慮した経路設計)」
    (株)ウェザーニューズ 常務執行役員 交通気象事業主任責任者 岩佐 秀徳氏
  • 「巨大な船がロボット?始まる無人運航支える通信技術」
    NYK Business Systems Europe Ltd. Maritime Security Operations Centre Manager 柴田 隼吾氏
  • 講師の所属先等は出前授業の開催時のものです。

鳥羽商船高等専門学校での出前授業(第2回)

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「内航コンテナ船とカーフェリーに拠る無人化技術実証実験」について講演する佐竹 賢一氏
日時 2023年7月9日
場所 鳥羽商船高等専門学校
対象 商船学科の学生
内容
  • 「内航コンテナ船とカーフェリーに拠る無人化技術実証実験」について
    (株)商船三井 スマートシッピング推進部 部長 山根啓氏
    (株)商船三井 スマートシッピング推進部スマートシップ運航チームコーディネーター 佐竹 賢一氏
  • 講師の所属先等は出前授業の開催時のものです。

鳥羽商船高等専門学校での出前授業(第1回)

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「無人運航船の未来創造~多様な専門家で描くグランド・デザイン~」について講演する高橋 英次氏
日時 2023年6月7日
場所 鳥羽商船高等専門学校
対象 商船学科の学生
内容
  • 「無人運航船の未来創造~多様な専門家で描くグランド・デザイン~」
    (株)日本海洋科学 運航技術グループ 自動運航船チーム チーム長 高橋 英次氏
  • 講師の所属先等は出前授業の開催時のものです。

鳥取大学 鳥取地区キャンパスでの出前授業

ロゴ
MEGURI2040ロゴ
日時 2022年12月19日
場所 鳥取大学 鳥取地区キャンパス
対象 工学部 機械物理系学科の学生
内容
  • 「「無人運航船プロジェクト」を支える古野電気の技術」
    古野電気(株) 舶用機器事業部 開発設計統括部 自律航行システム開発部 部長 原 裕一氏
  • 講師の所属先等は出前授業の開催時のものです。

東海大学での出前授業

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「自動運航船・無人運航船の実現に向けて」講演する松井 裕氏
日時 2022年11月10日
場所 東海大学
対象 東海大学海洋学部 海洋理工学科 海洋理工学専攻 航海工学科 海洋機械工学専攻の学生
内容
  • 「自動運航船・無人運航船の実現に向けて」
    日本船舶技術研究協会 研究開発グループ⻑ 松井 裕氏
  • 講師の所属先等は出前授業の開催時のものです。

長崎総合科学大学での出前授業

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「スマートフェリーの開発について」講演する森 英男氏
日時 2022年9月26日
場所 長崎総合科学大学
対象 工学部 船舶工学科の学生
内容
  • 「スマートフェリーの開発について」
    三菱造船(株) マリンエンジニアリングセンター
    環境技術部 開発グループ マネージングエキスパート 森 英男氏
    事業戦略推進室 電化デジタル化グループ 上席主任 佐伯 和基氏
  • 講師の所属先等は出前授業の開催時のものです。

焼津水産高校での出前授業

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航海士を目指す学生達との集合写真
日時 2022年7月14日
場所 焼津水産高校
対象 航海士、機関士を目指す学生
内容
  • 「日本財団無人運航船プロジェクトMEGURI2040とは?」
    日本財団 海洋事業部
  • 「DFFASプロジェクトが描く未来の船とその仕事」
    日本海洋科学(株) 運航技術グループ長 桑原 悟氏
  • 「商船三井コンソーシアムが描く未来の船とその仕事」
    (株)商船三井 スマートシッピング推進部スマートシップ運航チームリーダー 鈴木 武尊氏
  • 講師の所属先等は出前授業の開催時のものです。

千葉市立海浜打瀬小学校の5年生を対象とした特別授業

日本財団は、無人運航船の実用化を目指す「MEGURI2040プロジェクト」の一環として、千葉市立海浜打瀬小学校の5年生約80人を対象にした特別授業を実施しました。授業では、DFFASチームのプロジェクト拠点である「DFFAS陸上支援センター」にて、無人運航をコントロールするシステムを見学しました。ICTやAIなどの最先端技術について説明し、無人運航が未来の海や地球に与える影響についても解説されました。

写真:「無人運航船DFFAS陸上支援センター」小学生の社会見学の集合写真
日時 2021年10月5日(火)9:00~12:00
場所 千葉市美浜区中瀬1-3幕張テクノガーデン B棟
対象 千葉市立海浜打瀬小学校の5年生約80人
内容
  • 「無人運航船」についての座学授業(講師:日本財団、DFFASの専門家)
  • DFFAS陸上支援センター 見学
  • 船の安全で効率的な運航に欠かせない「天候・海況」の情報を提供するウェザーニューズ社の見学
  • まとめ

お問い合わせ

日本財団 無人運航船MEGURI2040事務局

  • メールアドレス:MEGURI2040@ps.nippon-foundation.or.jp