小児(1型)糖尿病児のためのキャンプを全国で開催糖尿病との向き合い方や口腔ケアを学ぶ ~「TOOTH FAIRY(トゥースフェアリー)」プロジェクトによる支援活動~

写真:自己注射の様子
仲間とともに病気について知り、自己注射を学ぶ
日本財団は、歯科医師による社会貢献活動「TOOTH FAIRY(トゥースフェアリー)」プロジェクトに寄せられた歯科撤去金属(金・パラジウムなど)のリサイクルで得た寄付金を活用し、難病や重い障害を持っている子どもの支援等を行っています。このたび、プロジェクトの一環として、公益社団法人日本糖尿病協会の主催により、7月18日から小児(1型)糖尿病※の子どもを対象としたサマーキャンプを全国47都道府県50カ所で実施することとなりました。
写真:劇を見る子どもたち
歯周病にならないよう、口腔ケアを楽しく理解
このサマーキャンプでは、子どもたちは沢遊びやキャンプファイヤーなどを楽しむと同時に、インスリン自己注射や食事制限など、生活上の自己管理方法や糖尿病について正しい知識を身につけます。また、合併症として歯周病になりやすい糖尿病児のため、TOOTH FAIRY参加医師がボランティアで、口腔ケアの指導を行います。
  • 1型糖尿病は、生活習慣の影響が大きい2型と異なり、原因が解明されておらず、生涯にわたりインスリン注射が必要となります。また、小児人口1万人につき、1.5人という発症率の低さから、周囲の無理解や孤立感に悩む患児が多いとされています。
昨年のキャンプは47都道府県で約1,100名の糖尿病児が参加し、歯科医師と医師による情報交換等、糖尿病児への連携も生まれました。 なお、「TOOTH FAIRY」プロジェクトは、国内の難病児支援事業として最大級の支援規模(公益財団法人助成財団センター調べ。2015年3月末時点)であり、本サマーキャンプに続き難病児と家族のキャンプ(静岡県、熊本県)を8月に、難病児のウインターキャンプ(北海道)を来年2月に開催予定です。

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お問い合わせ

「TOOTH FAIRY(歯の妖精)」プロジェクト
担当
長谷川、小村
電話
03-6229-5171