福島県立ふたば未来学園地域協働スペースの整備日本財団ROADプロジェクト「東日本大震災支援基金」の支援
生徒と地域が協働してまちづくりに取り組む
場所:福島県立ふたば未来学園高等学校(福島県双葉郡広野町大字下浅見川字築地12)
日本財団ROADプロジェクト「東日本大震災支援基金」の支援
生徒と地域が協働してまちづくりに取り組む

日本財団(東京港区 会長 笹川陽平)は、福島県双葉郡にある福島県立ふたば未来学園高等学校(校長 丹野純一)の新校舎において、中高生と地域の住民が協働してまちづくり等に取り組む「地域協働スペース」の整備を支援し、この度本スペースの概要が固まりましたのでメディア向け説明会を7月31日(火)に開催いたします。
ふたば未来学園高等学校は、2015年4月に双葉郡広野町に開校した中高一貫校で、東日本大震災と原発事故の影響により避難を余儀なくされた多くの子どもたちが学んでいます。
2019年春完成の新校舎に設ける「地域協働スペース」は、生徒たちのみならず、地域住民、NPO、企業等の多様な人々が集い、地域復興や持続可能な地域の実現を目指した様々なプロジェクトを生み出していく場となります。生徒たちが運営するカフェや、地域活性化を目標に掲げる部活動「社会起業部」の活動スペースや、地域の方々が利用できるミーティングスペース等が含まれ、全国的にも類を見ない、中学・高校と地域が協働する創造的な空間が、校舎内に実現することとなります。本スペースの設計については、生徒、学校関係者、地域、建築家等とで議論を重ねてきました。
福島県立ふたば未来学園「地域協働スペース」整備 メディア向け説明会
日時 | 2018年7月31日(火)15:00~16:00 |
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場所 | 福島県立ふたば未来学園高等学校(福島県双葉郡広野町大字下浅見川字築地12) |
出席者 |
福田 英夫(日本財団 経営企画部長) 丹野 純一(福島県立ふたば未来学園高等学校長) 辺見 美津男、阿部 直人(辺見・阿部設計共同体) 大島 芳彦(株式会社ブルースタジオ専務取締役) 福島県立ふたば未来学園高等学校生徒代表 |
支援内容
新校舎内地域協働スペース(多目的スペース、多目的ホール、図書室等)の環境整備
- 活動イメージと空間デザインの検討:各種活動イメージの検討や、具体的な地域協働スペースの空間のデザイン・設計を支援
- 活動を促進する環境の整備:空間デザインをもとにした家具備品の製作や調達、蔵書4,000冊等を支援
- 運営体制の検討:地域協働スペースの運営体制検討を支援
- いずれも建物自体は含まれません。また、本プロジェクトは日本財団が2011年度より進めてきた東日本大震災支援の一環です。
福島県立ふたば未来学園高等学校
ふたば未来学園高等学校は、原子力災害からの復興を果たし、全国や世界で活躍する人材の育成を目指して2015年4月に双葉郡広野町に開校した中高一貫校で、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故によって県内外への避難を余儀なくされた多くの子どもたちが学んでいます。
震災・原発事故の影響で、大きな喪失を経験した子どもたちが前例のない状況を乗り越え、自らを変革し、地域を変革し、社会を変革する「変革者」としての力を身に付けていくことを目指し、地域との密接な協働を行っています。具体的には、生徒たちが風評払拭のための商品開発や、再生可能エネルギーによるまちづくりなど様々なテーマで主体的に地域復興のプロジェクトに取り組むなど、特色あるカリキュラムを展開しています。
現在は仮校舎で開校しており、2019年春には建設中の新校舎に移転するとともに、併設中学校を開校し、併設型中高一貫教育をスタートします。
設立 | 2015年4月 |
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所在地 | 福島県双葉郡広野町大字下浅見川字築地12 (広野中学校の校舎を間借り。2019年春に本校舎完成予定) |
生徒数 | 422名(1年生148名、2年生147名、3年生127名)※2018年4月10日時点 |
ROADプロジェクト「東日本大震災支援基金」
日本財団が東日本大震災の被災地復興支援を目的として設置した基金のひとつ。国内外からいただいたご寄付約31億円は、刻々と変わる被災地のニーズに合わせた支援活動を実施してきました。今回のふたば未来学園への支援をもって、本基金による支援は終了いたします。
お問い合わせ
日本財団 コミュニケーション部
- 担当:飯澤
- 電話:03-6229-5131
- FAX:03-6229-5130
- メールアドレス:pr@ps.nippon-foundation.or.jp