<GEBCO-日本財団Alumni Team>
海底探査技術の国際コンペティション優勝報告会
水深4,000mの深海を広く・早く・高解像度で測量した技術を紹介
2030年までに海底地形図100%完成への展望を語る!
場所:虎ノ門ヒルズ4階ホールB(〒105-6390 東京都港区虎ノ門1-23-3)
日本財団の人材育成事業の卒業生を中心とした国際チーム「GEBCO-日本財団Alumni(アルムナイ) Team」が、XPRIZE財団(米国)主催の海底探査技術の国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」で優勝し、5月31日にモナコで開催された授賞式で表彰されました。優勝チームの13カ国15名のメンバーとアドバイザー3名が来日し、優勝後はじめて報告会を行います。
2018年11月にギリシャのカラマタ沖で行われたコンペティションの最終ラウンドでは、24時間以内に水深4,000mで278.9平方キロメートルもの広さを無人かつ高解像度で測量し、測量エリアの地形図作成に成功したことが評価され、優勝しました。
獲得した賞金400万ドルは2030年までに海底地形図の100%完成を目指す世界的なプロジェクト「The Nippon Foundation-GEBCO Seabed 2030 Project」の目標達成を促進するために活用される予定です。
今回の報告会では、優勝チームのメンバーが自ら振り返りと分析を行い、コンペティションのために開発した測量システム、調査手法のポイントや、今回の結果に結びついた要因について発表する予定です。また、今後の海底探査に与えるインパクトについても専門家と共に考察します。
日本財団の人材育成事業について
日本財団は、世界の海底地形図の作成が20世紀を通して100年近くにわたり滞ってきた背景に海底地形図を作成できる専門家が少ない状況があることに着目し、2004年から米国のニューハンプシャー大学でGEBCO(大洋水深総図委員会)と共にこの分野の人材育成を推進してきました。これまでに39カ国90名のフェローを輩出しており、今回のコンペティションに参加したメンバーはそのフェロー(卒業生)です。
GEBCO-日本財団Alumni Team
Shell Ocean Discovery XPRIZE優勝報告会
日時 | 2019年9月18日(水)16:00~17:15(15:45受付) |
---|---|
場所 | 虎ノ門ヒルズ4階ホールB(〒105-6390 東京都港区虎ノ門1-23-3) |
プログラム |
16:15 GEBCO-日本財団Alumni Teamのメンバーから報告・発表 16:45 今後の海底探査に与えたインパクトについて 徳山 英一(高知大学 海洋コア総合研究センター長) 加藤 幸弘(海上保安庁海洋情報部長) 17:00 質疑応答 |
関連リンク
お問い合わせ
日本財団 経営企画広報部 広報チーム
- 担当:坂本
- 電話:03-6229-5131
- FAX:03-6229-5130
- メールアドレス:pr@ps.nippon-foundation.or.jp