NowDo 株式会社 本田圭佑氏から「日本財団夢の奨学金」奨学生へ図書カード贈呈

日本財団は、プロサッカー選手の本田圭佑氏が代表を務めるNowDo株式会社から、社会的養護から自立した子ども達の勉学に役立ててほしいと100万円のご寄付をいただき、「日本財団夢の奨学金」の奨学生53名に図書カードとして贈呈しました。

11月15日に行われた贈呈式では、本田氏から「目標に向かって読書をすることに役立ててもらえば嬉しい。自分の夢を諦めずに頑張って勉強してください」とビデオメッセージが寄せられました。また、当日奨学生に図書カードを贈呈したNowDo株式会社取締役副社長の鈴木良介氏は「図書カードという形で、夢や目標を持って頑張る皆さんを応援させていただきたかった。自分も本田も本から色々な知見を得て、また本から助けられています。いろんな本を読んで、生きていく糧にしてください」と奨学生にエールを送ってくださいました。

奨学生の代表として図書カードを受け取った和地まりのさんは「憧れの本田さんから図書カードをいただき、とても光栄で嬉しい。現在、大学で世界の言語や文化を学んで国際社会で活躍する人になりたいという夢を叶えるために勉強しています。目標を高く持って、決して夢をあきらめずに、毎日勉強していきたいと思います」と図書カードのお礼と今後の抱負を語りました。

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本田圭佑氏
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鈴木良介氏(左)と和地まりの氏(贈呈式にて)

本田選手からのご寄付内容

  • 100万円(在籍の第2~5期奨学生47名に各2万円分、来年度から内定済の6期生6人に各1万円分の図書カード)

日本財団夢の奨学金について

1. 概要

2016年4月に開始した、社会的養護の経験がある若者を対象とした奨学金。
何らかの事情により親元で暮らすことができない社会的養護の子どもは、原則として18歳を迎えると、児童養護施設や里親家庭など、それまで暮らしていた場所からの自立が求められます。こうした若者は全国で毎年1,800人ほどいて、その多くが住居費や生活費を捻出するための就労を余儀なくされています。また、経済的な理由に加え体力的・精神的な疲労から、進学を諦めたり、進学しても退学したりするケースが多いのが現状です。
例えば、厚生労働省の調査(平成31年4月時点)によると、児童養護施設出身の高校卒業後の大学・専門学校等への進学率は28.3% で、全高卒者73.6%と比較し、依然低い水準にあります。
「日本財団夢の奨学金」の特徴は、返済不要の「給付型」であることに加え、学費全額に加えて生活費や住居費もカバーしていること。勉学やサークル活動など学生としての経験をアルバイトのために諦めず、できるだけ多く積んでもらうようにするためです。さらに、すべての奨学生にソーシャルワーカーが寄り添い、学生生活や就職などの相談に乗り、サポートすることも特筆すべきポイントです。

2. 実施内容

  1. 対象となる若者の進学に対する入学金・授業料、生活費、住居費等の給付
  2. ソーシャルワーカーによる学生生活のサポート
  3. 交流会・活動報告会の実施

3. 支援対象

  1. 専修学校、短大、大学、大学院等における卒業までの入学金・授業料、生活費、住居費
  2. 転居費、教材費

4. 奨学生について

2020年5月時点で75名を奨学生として採用済み。

詳しくは「日本財団夢の奨学金」ウェブサイト(外部リンク)をご覧ください。

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