日本財団「18歳意識調査」 第32回テーマ:デジタル化について

コロナ禍によりデジタル化が一層加速する中、日本財団は「デジタル化」をテーマに32回目の18歳意識調査を11月中旬に実施しました。その結果、日本のデジタル化に対する評価は「遅れている」38.1%「遅れていない」31.2%と意見が割れています。デジタル化を進めてほしいものは「オンライン授業」35.9%「給付金の入金など迅速な支援」24.8%などが上位に並んでいます。国をあげたデジタル化は6割以上が「必要」と答え、「不要」は5.8%に留まっています。必要とする理由では「国力の維持」「行政サービスの迅速化・簡素化」が5割を超えています。
行政手続きのデジタル化が遅れている理由としては「書面や対面主義など根強い慣習」が34.1%「苦手意識」が31.8%となっています。来年秋に創設されるデジタル庁については「期待する」が「期待しない」の約2倍の39.1%に達しています。デジタル化を進めるために必要なことは、「学校教育におけるICT教育の推進」「国が率先してデジタル化を進める」が同率でトップ。このほか、5人に1人弱がデジタル化に必要な知識は身についている、と答えています。

18歳意識調査結果「Q日本のデジタル化は遅れているか。」の円グラフ:思う38.1%。思わない31.2%。わからない30.7%。
Q日本のデジタル化は遅れているか。(n=1000)
18歳意識調査結果「Q国をあげてデジタル化を進める必要はあるか。」の円グラフ:必要だ65.5%。不要だ5.8%。わからない28.7%。
Q国をあげてデジタル化を進める必要はあるか。(n=1000)

調査結果ポイント

  • 日本のデジタル化 「遅れている」38.1%「遅れていない」31.2%
  • デジタル化を進めてほしいもの「オンライン授業」35.9%
  • 国をあげてのデジタル化「必要」65.5% 「不要」5.8%
    必要な理由「国力の維持・向上」52.8%「行政サービスの迅速化・簡素化」52.4%
  • 行政手続きのデジタル化が遅れている理由
    「書面や対面主義など根強い慣習」34.1% 「苦手意識」31.8%
  • デジタル庁創設によりデジタル化が進むと期待するか
    「期待する」39.1% 「期待できない」20.0%
  • 日常的に使用するもの「パソコン」56.7%
    「スマートフォンやタブレット」91.2%
  • デジタル化に必要な知識が身についているか
    「思わない」51.2% 「思う」23.5%
18歳意識調査結果「Q日常でデジタル化の活用を進めてほしいものはありますか。」の回答順位表:1位オンライン授業35.9%。2位給付金の入金など迅速な支援24.8%。3位行政の手続き関連23.5%。4位インターネット投票22.2%。5位学校の成績や学生証20.3%。6位運転免許証・マイナンバーカードなどの公的証明書19.9%。7位以下は、次の通り。「新型コロナウイルスなどの患者発生状況」(14.7%)、「ハンコレスの推進」(13.5%)、「オンライン医療」(11.6%)、「マスクなど需要過多になった製品の管理」(9.7%)、「その他」(0.7%)、「特にない」(20.0%)
Q日常でデジタル化の活用を進めてほしいものはありますか。(複数回答)(n=1000)
18歳意識調査結果「Q日本のデジタル化を進める司令塔として「デジタル庁」の創設が進められています。日本のデジタル化が進むと期待しますか。」の円グラフ:期待する39.1%。期待できない20.0%わからない40.9%。
Q日本のデジタル化を進める司令塔として「デジタル庁」の創設が進められています。日本のデジタル化が進むと期待しますか。(n=1000)

調査の概要

調査対象 全国の17歳~19歳男女
調査除外 下記の関係者は調査から除外
印刷業・出版業/マスコミ・メディア関連/情報提供サービス・調査業/広告業
実施期間 2020年11月13日(金)~11月17日(水)
調査手法 インターネット調査

第32回18歳意識調査「テーマ:デジタル化ついて」について報告書

関連リンク

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