日本財団18歳意識調査を実施 第39回 テーマ:「性行為」
調査結果の概要
- 性行為の経験:「はい」23.6%、「いいえ」76.4%
「性行為の経験あり」と回答した人のうち、初体験の年齢が15歳以下の割合は22.2% - 性に関する知識が十分にあるか:「はい」24.3%、「いいえ」29.7%、「わからない」45.9%
- 学校での性教育は役に立ったか:「はい」58.5%、「いいえ」41.5%
より深めてほしかった内容「恋愛や健康な性的関係に関する知識」40.9% - 妊娠、その兆候についての相談先:男女ともトップは「母親」、17.4%は「誰にも相談しない」
- 緊急避妊薬を処方箋なしで薬局で入手できることについて:
「賛成」71.4%、「反対」5.5%、「わからない」23.2%
日本財団は6月、「性行為」をテーマに39回目の18歳意識調査を実施しました。調査は全国の17歳~19歳の男女1,000人を対象にインターネットで行い、性行為の経験や初体験の年齢、避妊や性に関する知識、学校の性教育に対する印象、処方箋がなくても薬局での緊急避妊薬の入手を可能とする見直し案など幅広い事項について質問。性教育の実情など多くの課題が浮き彫りされる内容となっています。
日本財団では新型コロナ禍の中で10代からの妊娠相談が急増したのを受け、昨年、妊娠SOS対策事業や「性と妊娠にまつわる有識者会議」を立ち上げています。これら事業の政策提言などにも今回の調査結果を反映させていく方針です。
性行為の経験の有無については、23.6%が「はい」と回答。
そのうち、はじめての性行為の経験年齢は、15歳以下と回答した割合が22.2%となった。
学校での性教育は役に立ったかに対しては「はい」58.5%、「いいえ」41.5%と、「役に立った」と感じる割合が高くなった。一方で、性行為を経験した層(n=210)に絞る※と、「はい」53.3%、「いいえ」46.7%と、より拮抗した結果となった。
- ※ データの詳細は「第39回18歳意識調査「テーマ:性行為」調査報告書(PDF / 1MB)」をご覧ください。
「母親」と回答した割合が男女ともトップで、男性40.5%、女性50.6%となった。2位も男女とも「友人」であったが、男性29.5%、女性40.7%と差が見られた。3位以降は男女による意識差が見られる。また「誰にも相談しない」も全体で17.4%と、一定数の割合存在することが明らかとなった。
調査概要
調査対象 | 全国の17歳~19歳男女、1,000名 |
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調査除外 | 下記の関係者は調査から除外 印刷業・出版業/マスコミ・メディア関連/情報提供サービス・調査業/広告業 |
実施期間 | 2021年6月17日(木)~6月24日(木) |
調査手法 | インターネット調査 |
第39回18歳意識調査「テーマ:性行為」報告書
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