日本財団18歳意識調査 第49回テーマ「防災・減災」を実施

日本財団は、「防災・減災」をテーマに49回目の18歳意識調査を実施しました。本調査は、大規模自然災害や防災・減災についての若者の経験や考え、行動の有無を把握するために、2022年8月下旬にインターネットを通じて全国の17歳~19歳の男女計1,000人を対象に行いました。 地球温暖化による災害の激甚化や、十数年内に発生する可能性が指摘されている大規模地震について、それぞれ8割以上の人が「不安を感じる」とし、危機感が見て取れます。しかし、地域の指定避難所等を知らない人は過半数に及び、「避難情報に関するガイドライン」の内容理解も2割以下に留まるなど、防災関連の制度・対策には一層の普及啓発が必要です。報告書に、より詳細な結果とグラフを掲載しています。

第49回「防災・減災」 結果の概要

気候変動による災害の激甚化 「非常に不安を感じる」+「少し不安を感じる」 82.6%

今後数十年以内の大規模地震の予測 「非常に不安を感じる」+「少し不安を感じる」 83.8%

「避難情報に関するガイドライン」※の認知:

  • ガイドライン改定を認知し、その内容も理解している 18.1%
  • 2021年5月に改定、公表された内閣府「避難情報に関するガイドライン」

居住地域における避難場所を知らない 56.1%、避難所を知らない 55.0%

  • 定義は知っていたが指定場所は知らない、定義も指定場所も知らない、の合計

実施している防災・減災対策 上位3項目:

  • 食料・非常食の買い置き 31.4%、飲料水の買い置き 28.4%、避難場所や避難経路の確認 25.0%

大規模災害発生時に利用する情報手段 上位3項目:

  • テレビ 45.2%、Twitter 37.9%、インターネット検索 34.7%

各主体による防災・減災への取り組み状況 「十分である」:

  • 学校 40.4%、自治体 32.3%、国(政府) 30.8%、地域コミュニティ 29.0%
  • 「完全に十分である」+「多少の不足はあるが、まあ十分である」の計

調査結果抜粋

18歳意識調査の棒グラフ。今後の気候変動による災害の激甚化について(n=1,000)の回答の割合(%)。全体(n=1,000)で「非常に不安を感じる」と答えた人は39.9%。「少し不安を感じる」と答えた人は42.7%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は12.2%。「あまり不安は感じない」と答えた人は2.1%。「まったく不安は感じない」と答えた人は3.1%。東京圏(n=262)で「非常に不安を感じる」と答えた人は41.2%。「少し不安を感じる」と答えた人は42.4%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は10.7%。「あまり不安は感じない」と答えた人は1.9%。「まったく不安は感じない」と答えた人は3.8%。名古屋圏(n=101)で「非常に不安を感じる」と答えた人は37.6%。「少し不安を感じる」と答えた人は47.5%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は10.9%。「あまり不安は感じない」と答えた人は1.0%。「まったく不安は感じない」と答えた人は3.0%。大阪圏(n=173)で「非常に不安を感じる」と答えた人は34.7%。「少し不安を感じる」と答えた人は43.9%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は16.8%。「あまり不安は感じない」と答えた人は2.3%。「まったく不安は感じない」と答えた人は2.3%。その他(n=464)で「非常に不安を感じる」と答えた人は41.6%。「少し不安を感じる」と答えた人は41.4%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は11.6%。「あまり不安は感じない」と答えた人は2.4%。「まったく不安は感じない」と答えた人は3.0%。
今後の気候変動による災害の激甚化について(n=1,000)
18歳意識調査の棒グラフ。今後の大規模地震の予測について(n=1,000)の回答の割合(%)。全体(n=1,000)で「非常に不安を感じる」と答えた人は53.9%。「少し不安を感じる」と答えた人は29.9%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は11.3%。「あまり不安は感じない」と答えた人は2.3%。「まったく不安は感じない」と答えた人は2.6%。東京圏(n=262)で「非常に不安を感じる」と答えた人は56.5%。「少し不安を感じる」と答えた人は29.8%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は9.2%。「あまり不安は感じない」と答えた人は1.5%。「まったく不安は感じない」と答えた人は3.1%。名古屋圏(n=101)で「非常に不安を感じる」と答えた人は56.4%。「少し不安を感じる」と答えた人は28.7%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は9.9%。「あまり不安は感じない」と答えた人は1.0%。「まったく不安は感じない」と答えた人は4.0%。大阪圏(n=173)で「非常に不安を感じる」と答えた人は55.5%。「少し不安を感じる」と答えた人は29.5%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は12.1%。「あまり不安は感じない」と答えた人は0.6%。「まったく不安は感じない」と答えた人は2.3%。その他(n=464)で「非常に不安を感じる」と答えた人は51.3%。「少し不安を感じる」と答えた人は30.4%。「わからない/どちらでもない」と答えた人は12.5%。「あまり不安は感じない」と答えた人は3.7%。「まったく不安は感じない」と答えた人は2.2%。
今後の大規模地震の予測について(n=1,000)
18歳意識調査の棒グラフ。居住地域における「避難所」に対する認知(n=1,000)の回答の割合(%)。全体(n=1,000)で「定義を知っており、自分の居住地域において指定されている避難所も知っている」と答えた人は45.0%。「定義は知っていたが、自分の居住地域において指定されている避難所は知らない」と答えた人は28.2%。「定義も、自分の居住地域において指定されている避難所も知らない」と答えた人は26.8%。東京圏(n=262)で「定義を知っており、自分の居住地域において指定されている避難所も知っている」と答えた人は43.9%。「定義は知っていたが、自分の居住地域において指定されている避難所は知らない」と答えた人は24.4%。「定義も、自分の居住地域において指定されている避難所も知らない」と答えた人は31.7%。名古屋圏(n=101)「定義を知っており、自分の居住地域において指定されている避難所も知っている」と答えた人は47.5%。「定義は知っていたが、自分の居住地域において指定されている避難所は知らない」と答えた人は25.7%。「定義も、自分の居住地域において指定されている避難所も知らない」と答えた人は26.7%。大阪圏(n=173)「定義を知っており、自分の居住地域において指定されている避難所も知っている」と答えた人は39.9%。「定義は知っていたが、自分の居住地域において指定されている避難所は知らない」と答えた人は33.5%。「定義も、自分の居住地域において指定されている避難所も知らない」と答えた人は26.6%。その他(n=464)で「定義を知っており、自分の居住地域において指定されている避難所も知っている」と答えた人は47.0%。「定義は知っていたが、自分の居住地域において指定されている避難所は知らない」と答えた人は28.9%。「定義も、自分の居住地域において指定されている避難所も知らない」と答えた人は24.1%。
居住地域における「避難所」に対する認知(n=1,000)

調査概要

調査対象 全国の17歳~19歳男女、計1,000名
実施期間 2022年8月26日(金)~8月31日(水)
調査手法 インターネット調査

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日本財団 経営企画広報部 広報チーム
18歳意識調査担当

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