日本財団18歳意識調査結果 第70回:テーマ「政治・選挙」6割強が「政治を変えるべき」
「参院選の投票に行くと思う」は約4割

日本財団は、今夏に行われる参議院議員選挙を前に、政治・選挙をテーマとした70回目の18歳意識調査を5月に行い、政治への関心や信頼度、自身の生活への影響や投票意思などを聞きました。

まず政治に対する関心。全体の約半数が政治に関心があると答えています。ただし男性の58%に対し女性は36%と大きな開きが出ています。政治に対する印象では、「信頼できる」、「クリーンである」、「期待できる」など5項目に対する回答がいずれも10%台前半に留まり、これを受け3人に2人(64%)は「日本の政治を変えるべきだ」としています。

自分の投票が日本の政治に与える影響に関しては40%が「影響を与える」と答え、「影響を与えない」とする回答を10%近く上回り、全体の4割弱(38%)が夏の参議院議員選挙に投票に行くと答えています。

一方で男性の70%弱、女性の90%弱は「政治的知識に自信がない」と答え、参議院議員選挙について37%が「国会の議員を選ぶ選挙であることを知らなかった」、「参議院議員選挙という言葉自体を知らなかった」と答えるなど、政治に対する若者の知識・姿勢に大きな差があることを示しています。

第70回「政治・選挙」結果の概要

  • 今の日本の政治についての関心:
    ある 47.7% / ない 35.0%
    • “ある”は「とても関心がある」「ある程度関心がある」の合計、“ない”は「まったく関心がない」「あまり関心がない」の合計
  • 今の日本の政治についての印象:
    ポジティブな印象 12.1% / ネガティブな印象 63.2%
    • “ポジティブな印象”は「信頼できる」「クリーンである」「期待ができる」「柔軟性がある」「日本社会をよい方向に導いている」の5項目における「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計平均、“ネガティブな印象”は「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」の合計平均
  • 次回参議院議員選挙における投票意思:
    行くと思う 37.8% / 行かないと思う 20.5% / 夏の時点では選挙権がない 17.0%
    • “行くと思う”は「必ず行くと思う」「おそらく行くと思う」の合計、“行かないと思う”は「絶対に行かないと思う」「おそらく行かないと思う」の合計

調査結果抜粋

今の日本の政治についての関心

18歳意識調査の100%積み上げ横棒グラフ。「あなたは今の日本の政治について、どの程度関心がありますか。」を質問し、その回答の項目別割合(%)を示す。
全体(n=1,000)のうち、「とても関心がある」と答えたのは12.5%。「ある程度関心がある」と答えたのは35.2%。「あまり関心がない」と答えたのは23.0%。「まったく関心がない」と答えたのは12.0%。「わからない」と答えたのは17.3%。
男性(n=513)のうち、「とても関心がある」と答えたのは18.3%。「ある程度関心がある」と答えたのは40.2%。「あまり関心がない」と答えたのは18.3%。「まったく関心がない」と答えたのは9.6%。「わからない」と答えたのは13.6%。
女性(n=487)のうち、「とても関心がある」と答えたのは6.4%。「ある程度関心がある」と答えたのは30.0%。「あまり関心がない」と答えたのは27.9%。「まったく関心がない」と答えたのは14.6%。「わからない」と答えたのは21.1%。
今の日本の政治についての関心

今の日本の政治についての印象

18歳意識調査の100%積み上げ横棒グラフ。「あなたは、今の日本の政治について、どのような印象を持っていますか。」を質問し、その回答の項目別割合(%)を示す。
信頼できる(n=1,000)のうち、「そう思う」と答えたのは3.7%。「どちらかといえばそう思う」と答えたのは9.2%。「どちらかといえばそう思わない」と答えたのは24.8%。「そう思わない」と答えたのは39.0%。「わからない」と答えたのは23.3%。
クリーンである(不正や不透明なところがない)(n=1,000)と答えた人のうち、「そう思う」と答えたのは4.1%。「どちらかといえばそう思う」と答えたのは8.3%。「どちらかといえばそう思わない」と答えたのは21.0%。「そう思わない」と答えたのは40.4%。「わからない」と答えたのは26.2%。
期待ができる (n=1,000)と答えた人のうち、「そう思う」と答えたのは3.4%。「どちらかといえばそう思う」と答えたのは7.6%。「どちらかといえばそう思わない」と答えたのは25.5%。「そう思わない」と答えたのは39.3%。「わからない」と答えたのは24.2%。
柔軟性がある(n=1,000)と答えた人のうち、「そう思う」と答えたのは3.9%。「どちらかといえばそう思う」と答えたのは7.4%。「どちらかといえばそう思わない」と答えたのは24.4%。「そう思わない」と答えたのは39.7%。「わからない」と答えたのは24.6%。
日本社会をよい方向に導いている (n=1,000)と答えた人のうち、「そう思う」と答えたのは3.8%。「どちらかといえばそう思う」と答えたのは9.3%。「どちらかといえばそう思わない」と答えたのは24.3%。「そう思わない」と答えたのは37.5%。「わからない」と答えたのは25.1%。
今の日本の政治についての印象

次回参議院議員選挙における投票意思

18歳意識調査の100%積み上げ横棒グラフ。「あなたは、2025年夏(詳細時期は未公表)に行われる参議院議員選挙について、投票に行くと思いますか。」を質問し、その回答の項目別割合(%)を示す。 全体(n=1,000)のうち、「必ず行くと思う」と答えたのは20.0%。「おそらく行くと思う」と答えたのは17.8%。「おそらく行かないと思う」と答えたのは12.6%。「絶対に行かないと思う」と答えたのは7.9%。「わからない」と答えたのは24.7%。「2025年夏(7~8月)の時点では選挙権がない」と答えたのは17.0%。 男性(n=513)のうち、「必ず行くと思う」と答えたのは28.7%。「おそらく行くと思う」と答えたのは16.4%。「おそらく行かないと思う」と答えたのは12.9%。「絶対に行かないと思う」と答えたのは6.2%。「わからない」と答えたのは18.7%。「2025年夏(7~8月)の時点では選挙権がない」と答えたのは17.2%。 女性(n=487)のうち、「必ず行くと思う」と答えたのは10.9%。「おそらく行くと思う」と答えたのは19.3%。「おそらく行かないと思う」と答えたのは12.3%。「絶対に行かないと思う」と答えたのは9.7%。「わからない」と答えたのは31.0%。「2025年夏(7~8月)の時点では選挙権がない」と答えたのは16.8%。
次回参議院議員選挙における投票意思

調査概要

第70回18歳意識調査「政治・選挙」

調査対象 全国の17歳~19歳男女、計1,000名
実施期間 2025年5月23日(金)~5月26日(月)
調査手法 インターネット調査

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