日本財団職員による現地レポート:令和8年熊本地震支援(10月21日)

令和8年熊本地震発災から2カ月余りが経過した今も、避難生活の長期化により、被災された方々の心身への負担が続いています。こうした中、熊本県八代市の避難所では、自らも被災したプロバレーボールチーム「熊本ヴィレックス」の選手たちが、避難所で過ごす皆さまの健康を守り、少しでも明るい時間を届けようと、オリジナルの健康体操を考案。被災者の方々に広めています。

今回は、皆さまからお寄せいただいたご寄付を活用し、スポーツの力で長引く避難生活に笑顔を届けている取り組みをご紹介します。

プロバレーボール選手が考案した健康体操で被災者に広がる笑顔

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プロバレーボール選手が考案した健康体操を実施する様子

「はい、それではみんなで一緒に手を肩に乗せて、ぐるっと回しましょう!」
体育館に元気な声が響きます。ここは、プロバレーボールチーム「熊本ヴィレックス」が活動拠点として使用していた熊本県八代市の体育館です。
地震の発生後、体育館は避難所となり、発災から2カ月が経過した今でも170名余りの方々が避難生活を送っています。

熊本ヴィレックスの選手たちも、今回の地震で被災しました。それでも、同じ地域に暮らす人々が少しでも健康的な生活を送れるようにと、月曜日から金曜日まで毎日、選手たちが考案したオリジナルの健康体操を実施しています。選手の呼びかけに合わせて、避難所で暮らす方々も一緒に身体を動かします。この体操の時間を楽しみにしている方も多いそうです。

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選手たちと一緒に身体を動かし、笑顔が広がる避難所でのひととき

「こんな風に曲げられる?」と選手が声をかけると、避難所で暮らす方々に笑顔が広がります。プライバシーを十分に確保する事が難しく、夜も思うように眠れない避難所での生活。避難所生活が長期お化するにつれて、心身の疲れが積み重なっていきます。そんな日々の中で、選手たちと身体を動かし、言葉を交わすことは、被災者の心の拠り所となっています。

「自分にできること」を届け続ける

熊本ヴィレックスはこうした活動を被災直後から続けてきました。
今では、11月からのプロリーグ開幕に向け、ようやく別の練習場所がを確保する事ができましたが、チーム代表の早瀬氏は、「避難所のみんなを元気づける活動は、これからも続けていく」と話します。「被災したことはつらいですが、ここでの生活を通して、普段だったら出会わなかった人々と出会うことができました。そして、皆さんは私たちを応援して下さっています。お互いのできることをやっていきたいです。」
プロスポーツ選手だからこそ、届けられる元気があります。選手たちの明るい声かけや、一緒に身体を動かす時間は、長引く避難生活に笑顔と活気をもたらしています。
また、一人ひとりが自分にできることを見つけ、困っている人に手を差し伸べる。その積み重ねが、被災された方々の暮らしを少しずつ支え、地域全体で支え合う力につながっています。

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熊本ヴィレックスの選手と避難所で暮らす方々

日本財団では、皆さまからお寄せいただいたご寄付を活用し、避難生活が長期化する被災地の状況に寄り添い、被災された方々の生活の質を守るため、現地で活動するNPOなどへの支援を通じて復興を後押ししていきます。

被災された方々が一日でも早く安心した生活を取り戻せるよう、引き続き皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。