夢の奨学金第4期生が決定しました

昨夏より選考を進めておりました2019年度奨学生について、この度新たに19名を夢の奨学金第4期生としてお迎えすることが決定しました。
昨年末には日本財団ビルで最終選考となる面接選考を実施しました。今年度から外部選考委員会による面接を最終選考に設けています。委員会は社会福祉を専門とする大学教授、夢の奨学金伴走ソーシャルワーカー2名、児童養護施設で暮らしたボートレーサーと日本財団専務理事から成る5名です。それぞれの将来ビジョンに関する質疑はもちろん、施設職員としての経歴を踏まえての質問や施設出身者として社会に出た先輩としてのアドバイスなど、多様なトピックが話題に上る時間となりました。
選考委員とともに事務局として同席させていただきましたが、二次選考でお会いしたときの表情と比べると、そこにはやはり緊張の色が窺えました。しかし、皆さんどなたも丁寧に自分の言葉で思いを伝えて下さいました。また、面接前後の時間にはひとつの待合スペースを共有してもらったのですが、自然と会話が弾み笑顔が見られるグループもあったりと、和やかなひと時にほっとしつつ、そうした空気感を生み出せる皆さんの気配りに感心した瞬間でもありました。
現行奨学生のうち4名の卒業を控え、2019年春には新たな第4期生を加えて総勢48名となる夢の奨学金奨学生たち。第1期生は東海地区限定でしたが第2期生から全国を対象とし、今回初めて離島出身の学生さんも仲間に加わります。まだまだ情報周知に力を注がねばと思う一方ではありますが、出身地域が増えることは純粋に嬉しく思います。

写真
第1期生授与式の様子。毎年3月に会長 笹川から奨学生認定証を授与します。

2019年度の奨学生が決定しまだ日が浅いのですが、2020年度奨学生についても準備を進めております。
これまでの選考は夏にスタートし年明けのタイミングで次期奨学生として決定していましたが、特に高校3年生の学生さんにとっては、このスケジュールでは奨学金の有無がわからないままの状態で進路選択を余儀なくされるという厳しい状況にありました。そこで2020年度からはスケジュールを前倒しし、進路選択の際の精神的不安を軽減できるように改善すべく準備しています。
2020年度の募集については2019年4月にホームページ上に要項を掲載する予定です。
より多くの方に情報が届くよう努力します。

日本財団 公益事業部 国内事業開発チーム 中野裕愛

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