2018年度活動報告会を行いました

持ち望んだ春がようやく訪れたと思ったのも束の間、東京は葉桜がきれいに風に吹かれ、季節の移り変わりを感じる日々となりました。
15歳以上の社会的養護のもとで暮らした若者を対象に、大学・専門学校への進学等を包括的にサポートする「夢の奨学金」事業。奨学金を活用して夢に向かって努力している奨学生たちもそれぞれの春を迎えています。

3月18~19日には、1年間の学生生活を発表する「活動報告会」を開催し、約50名の奨学生が集まりました。国家資格取得に向けて猛勉強する人、創作活動に精を出す人、就職活動に果敢に取り組む人、それぞれのゴールに向かう中での、それぞれに一生懸命な“今”を報告しました。1年間順調に進んだ学生もいれば、そうでなかった学生ももちろん居ますが、その反省も踏まえて、次期の学生生活をより実り多きものにしようとする姿が見られたことは心強く感じました。
活動報告会は奨学金制度開始当初の2016年度から毎年開催しています。2回目3回目と発表の場を重ねるごとにぐんぐんと発表の腕を挙げる学生たちには、無限に秘めた成長力や可能性を感じます。

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笑いもこぼれる和やかな雰囲気の報告会です

聴講者は切磋琢磨する奨学生と、日本財団職員に加えて、今回は初めて寄付者の方々にもご参加いただくことができました。奨学生からは「寄付金を頂けなかったら、今ここにある学びの時間はなかったもの。寄付者の方に直接御礼の気持ちをお伝えできることがとても嬉しいです。」との声が聞かれました。
また、寄付者の方からは、「この奨学金の魅力は、分野は違えども、ともに夢に向かう仲間が居ることだ」とのお言葉をいただきました。

4月から新たに支給開始となる18名が仲間に加わり、より賑やかになる夢の奨学金。卒業を迎える学生もおり、寂しさを感じずにはいられませんが、大海原へ乗り出す彼らを心から応援しています。そして社会に出た後もずっと仲間として支えあえる夢の奨学金ネットワークを奨学生と一緒に作り上げて行けるよう努力したいと思っています。

日本財団 公益事業部 国内事業開発チーム 中野裕愛

寄付の状況 2022年9月末現在
5億2,538万9,928円

日本財団への寄付 4つの特徴

  1. 寄付金はすべてを支援活動に活用します
  2. 50年以上の助成実績があります
  3. 寄付者の皆さまにきちんと報告します
  4. 税制上の優遇措置が受けられます
日本財団子どもサポートプロジェクトロゴ

日本財団は、「生きにくさ」を抱える子どもたちに対しての支援活動を、「日本財団子どもサポートプロジェクト」として一元的に取り組んでいます。