夢の奨学金のアピールポイント(2)~ソーシャルワーカーによる伴走型支援~

こんにちは。夢の奨学金事務局です。

11月に入り、今年も残り1ヶ月余りとなりました。
最終学年の学生にとっては、卒業や就職を意識し始める時期。
夢の奨学金の奨学生からも、教員採用試験合格のご連絡や、就職先内定のご連絡をいただき、事務局一同、大変喜ばしい限りです。

奨学生のみなさんの努力があってこそ、掴んだ夢への切符。
その切符を手に、残りの学生生活を悔いなく過ごしてもらえればと思います。

さて、今回は、前回に引き続き、本奨学金制度のアピールポイントについてご紹介します。
2回目のテーマは「ソーシャルワーカーによる伴走型支援」です。

写真
夢の奨学金の奨学生に伴走いただくソーシャルワーカーの方々
左:荒井 和樹氏(全国子ども福祉センター)、右:高橋 亜美氏(アフターケア相談所ゆずりは)

「進学」の先に待ち構える「卒業」というハードル

授業に出席して、レポートを出して、実習に参加して、その合間にアルバイトやサークル活動、試験勉強にも励んで…
忙しい日々の中で、社会的養護の経験有無に関わらず、どの学生にとっても「卒業」は一定のハードルが伴います。

特に社会的養護を経験した子どもたちにとっては、進学や措置解除に伴う一人暮らしからくる孤独感や過去の経験も相まって精神的な問題を抱え、学校に足を運びづらくなるケースも少なくありません。

困ったときに気軽に相談できる存在をつくる

夢の奨学金は、奨学生1人1人に対して専属のソーシャルワーカーをつけ、伴走型の支援を行います。

電話やメールといった日頃のコミュニケーションに加え、月に1回程度、実際に奨学生が住んでいる地域に出向いて面談も行います。
学業のこと、就職のこと、ちょっと話を聞いてほしいなという些細なことまで、困ったときに気軽に相談できる存在がこの奨学金のソーシャルワーカーです。

学校の友人にはなんとなく話しにくいような話題に対しても、夢の奨学金のソーシャルワーカーは身近な頼れる大人として奨学生に寄り添いながら、卒業までサポートしていきます。

毎年、「ソーシャルワーカーの伴走」に魅力感じ、夢の奨学金にご応募いただく方も多くいらっしゃいます。
それは一方で、それだけ身近な頼れる大人を必要としている人がいるということ。

来年度の募集はまだ先になりますが、夢の奨学金が少しでもこの奨学金を必要する人々に届くよう事務局も努力していければと思います。

日本財団 公益事業部 国内事業開発チーム 笹野 綾香

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