病気のこどものための野球大会の開催

⻑期療養児と友⼈との野球交流イベントに参加したアスリートと子どもたちの集合写真

アスリートの力で課題解決を加速させる

“HEROs Sportsmanship for the future”は、トップアスリートがもつ影響力を社会課題解決のために活用し、助け合いの輪を広げていくことを目的としたプロジェクトです。

様々な困難を乗り越えてきたトップアスリートならではの発想力や行動力、影響力が加わることで、社会課題の解決が加速することを目指しています。

HEROsのアスリートたちは、HEROs AWARD2018を受賞した認定NPO法⼈Being ALIVE Japan(BAJ) が企画運営する「⻑期療養児と友⼈との野球交流イベント」にHEROsチームとして参加しました。

治療しながらも、友達と⼀緒に野球をやりたい

写真:生山裕人氏とキャッチボールをするみずきくん

このイベントは、病気で⻑期療養中のみずきくんの「治療しながらも、友達と⼀緒に野球をやりたい」という⻘春を叶えるためにBAJが企画しました。

HEROsは企画に賛同した元阪神タイガースの岩田稔さんや元千葉ロッテマリーンズ生山裕人さん、元群馬ダイヤモンドペガサス(独立リーグ)の小原駿太さんと共に参加しました。

当日はみずきくんの学校の友人とアスリートで構成されたMIZUKIESとアスリートを中心としたHEROsチームで分かれ、日ごろから継続的にBAJと連携して事業を行う慶應義塾体育会野球部が構築した特別ルールの基、試合形式でイベントは行われました。

元プロ野球選手と笑顔で野球を楽しむ

写真:ウォーミングアップする子ども

長期療養の子どもたちは運動機会が少ないため、まずはキャッチボールやバッティング練習でウォーミングアップ。アスリートや慶大野球部がサポートしながら徐々に慣れていきました。

試合は、MIZUKIESが初回で2点を取り優位に運びつつも終始白熱した試合展開で進み、目の離せない攻防が続きました。両チームのピッチャーを務めるのはみずきくんと元阪神タイガースの岩田さん。日本シリーズさながらの好ゲームとなりました。

所々で好プレーも飛び出し、応援している家族や関係者からも歓声が上がっていました。試合の中盤には病院の先生や学校の校長先生なども交代で出場し、スタジアム全体が笑顔に包まれていました。

写真:チームメイトとグータッチするみずきくん

試合は、最終回の攻撃を抑えたMIZUKIESが1点差で勝利。惜しくも負けてしまったHEROsチームからは早速リベンジマッチの打診があるなど、野球を通じてみんなが繋がり、楽しむことができ、改めてスポーツの力を感じた一日となりました。

参加したアスリート

岩田稔氏、生山裕人氏、小原駿太氏

⻑期療養児と友⼈との野球交流イベントに参加したアスリートと子どもたちの集合写真

HEROsは競技生活で得た力を社会のためにも役立てたい、という志の高いアスリートのボランティア活動により、ファンを巻き込みながら社会課題の解決にむけてチャレンジしています。