2018年度第3回交流会を開催しました

「日本財団夢の奨学金」の奨学生が集う2018年度第3回の交流会が12月1日、2日の両日、東京都・赤坂の日本財団ビルで開かれ、学校の行事などで来られなかった人を除く18人が全国から出席しました。奨学生有志による企画チームが企画から当日の進行までを担い、ディスカッションやフリートークなどを行いました。

初日の1日は、午後1時に財団ビルに集合。レクリエーションで会場の雰囲気を和らげた後、「自分の将来ビジョンとそれに至るまでの振り返り」をテーマにディスカッションを行い、夜は会食で親睦を深めるという流れでした。

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レクリエーションは和やかな笑顔が見られました

2日目は、午前9時30分に集合。奨学生は財団ビル近くで宿泊していましたが、中には未明まで語り明かすなど、話しは尽きない様子が表情に表れていました。開始直前にも、コンビニでおにぎりなどを買い込んで、一緒に朝食を取りながらおしゃべりする一団の姿もありました。
交流会のタイムスケジュールは前日に続いて、「自分の将来ビジョンとそれに至るまでの振り返り」をテーマにしたディスカッションと、話題は限定しないフリートークです。それぞれテーブルを用意し、各自が好きな方に座って語らいに参加する方式にしました。

ディスカッションでは、自分の悩みを打ち明けて、仲間から意見をもらったり、励ましてもらったりする場面が度々みられました。テーブルの中央にはお菓子が置いてあり、それを勧め合いながら、仲間の率直な発言に耳を傾けていました。
ある奨学生は、精神保健福祉士を目指していたものの、最近になってその夢を辞めたと明かしました。その思いに至った経緯を説明した後、今後の進路のことなどを相談しました。
「今は、スクールソーシャルワーカーになりたいけど、公務員になるのは難しいし、いろいろな部署に配属されて、本来自分がやりたい児童福祉のことができなくなるかもしれない。調べたら、児童福祉系だけで回れるところがあって、それが大阪や神奈川にだから、この2つを志望先に考えている。正直、都会は苦手だし、勉強も苦手…。でも頑張りたい」
これに対し、一緒にテーブルを囲んでいた奨学生からは、この相談者の奨学生が、通っている地方の大学周辺で、福祉に関するアルバイトを続けていることを挙げながら、「田舎と都市では、状況が違う。その違いを知っているのは、強みだと思うよ」と前向きに頑張れるようエールを送っていました。

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「話すこと」を徹底した2日間

フリートークのテーブルでは、さらに数人ずつに分かれて、日々の生活のことなどを話していました。生活費や夢の実現に向けて必要なものなど、お金に関する話題も少なくなく、それぞれの事情を共有しながら、工夫や解決のヒントを教え合っていました。

お菓子を食べながらのカジュアルな“おしゃべり”に重点を置いた新しいスタイルでの交流会。参加した奨学生からは、高評価の声が多く聞かれました。
「自分のいいところを見せるだけじゃなくて、弱いところも出せる話し合いの場だった。弱い自分を受け止めてくれる人たちがいる。それが居場所。また来たいと思わせてくれる交流会だったと思う」
「お菓子とか用意して、しゃべって。客観的に生産性がないかもしれないけれど、こうした時間が共有できてよかった」

交流会が奨学生たちの繋がりを強くするきっかけとなり、卒業後も同士として助け合える仲間となっていくことを願っています。

今年度の交流会はこれで終了です。次回、奨学生が集まるのは3月18日、19日の2日間。再び日本財団ビルに集合し、これから決まる4期生も同席するなか、1年間の活動報告会を行います。

日本財団 公益事業部 国内事業開発チーム 中野裕愛

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