海と日本PROJECT

写真:海に飛び込む子どもたち

海にあまり親しみを感じていない10代は4割

日本財団が、現在の日本人の海への意識や行動の実態を明らかにすることを目的に行った「海と日本」に関する意識調査の結果です。水産資源の枯渇、異常気象による夏の猛暑や台風の大型化による大規模災害など、海と関連する問題の多くが私たちの生活によって引き起こされています。海に親しみを感じない、興味がない人々が増えると、問題を解決しようと考える人が少なくなり、海の問題が放置され続けた結果、朽ち果てた海を次世代に残すことになります。

海と日本PROJECTとは

子どもたちを中心に海への関心や好奇心を喚起し、海の問題解決に向けたアクションの輪を広げることを目的に日本財団や政府の旗振りのもと、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

全国で多数のイベントを開催予定

海を未来へ引き継ぐために、全国47都道府県でイベントを開催します。

ロゴ:海と日本PROJECT

推進パートナーについて

推進パートナーは、誰もが「海と日本PROJECT」に賛同、参加できる制度です。
賛同企業・団体・個人が具体的な5つのアクションを起こすことで、このプロジェクトが多くの人の目に留まり、社会全体に浸透していくことを目指しています。海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくために、ぜひ「海と日本PROJECT」のパートナーとしてご参加ください。

企業・団体としての参加方法

推進パートナーとしてご登録いただけるのは、例えば以下のような取り組みをされている企業や団体です。

  • 海洋生物を子どもたちに紹介している水族館
  • 海底清掃をしているダイバー
  • CSR活動で砂浜清掃をしている企業
  • 海産物を販売している小売店や飲食店
  • 漁業関係者
  • 海でのアクティビティを提供している観光業者
  • 海に関する環境問題に取り組んでいる団体
  • 海をテーマにした絵や小説、曲を発表している企業など

このように海とつながっている企業や団体の皆さまは、ぜひ推進パートナーにご登録ください。
ご登録後にダウンロードできるロゴマークを取り組みの普及啓発にご活用いただけます。(例:ホームページへの掲載、バナーやポスターとして掲示、名刺への印刷など)

個人での参加方法

私たちと一緒にこのプロジェクトを盛り上げませんか?
海が好きで、プロジェクトに賛同いただける方、ぜひ、この活動を通じて海をより身近に感じましょう!

5つのアクションとは?

【アクションA:海を学ぼう】

いま海で起きていることは、未来とつながっている。長い年月の中で伝承されてきた海の知恵は、人生を豊かにする、たくさんの気づきとつながっている。私たちは、海に支えられ、海に生かされている。そのつながりが理解できれば、きっと行動が変わる。海を学ぶとは、”海と自分とのつながり”を感じること。

【アクションB:海をキレイにしよう】

海にはさまざまなものが流れ着く。海でゴミ拾いをすると、たくさんの驚きと発見に出会う。ひとりではなく、多くの人と一緒にゴミ拾いをすると、キレイになった砂浜を見て、達成感を分かち合えるばかりか、海とのかかわり方について、それぞれが考えるようになる。海をキレイにするとは、出会いと喜びを創造すること。

【アクションC:海を味わおう】

普段、何気なく口にする海の食べもの。それらは一体、どこからやってくるのか。今こそ私たちは、海の資源は有限であると知る必要がある。ひとつの料理の背景には、地域の風土に培われた漁業文化がある。私たちはいつの時代も、これからも、海の命に生かされている。海を味わうとは、海の恩恵に深く感謝すること。

【アクションD:海を体験しよう】

最近、海に行っただろうか。いま日常に開放感が足りないなら、海へ行こう。
誰もが時間を忘れ、真っ黒になるまで日焼けをして、クタクタになるまで海で遊ぶ。海には、自分を解き放つワクワクと冒険がある。海を体験するとは、海の感動を分かち合うこと。

【アクションE:海を表現しよう】

目を閉じて、海の情景をイメージしてみる。どこまでも広がる青、寄せては返す波音、心地よい潮風。まっさらになった心に、みずみずしい好奇心が満ちていく。心に広がる想像力は、いつか見た懐かしい夢を紡ぎだす。海には誰をも表現者に変える力がある。海を表現するとは、海から創造する力を手に入れること。

海と日本PROJECT 公式ウェブサイト(外部リンク)、公式SNSでは、全国で開催されるイベント情報を随時更新しています。