世界海上保安機関長官級会合「歓迎レセプション」

日本・東京

皆さま、ようこそ東京へお越しくださいました。世界海上保安機関長官級会合を開催できることを大変嬉しく思います。

日本財団は2004年、海上保安庁と共に、東京で初めてのアジア海上保安機関長官級会合を開催いたしました。この会合の成功により、私たちは10年間、アジア各国においてこの地域会合を続けてまいりました。

当時は、海賊による襲撃が頻発していました。また、タンカー事故などによる原油の流出は深刻な環境汚染を引き起こしていました。会合は、アジアの海上保安機関が事例や関心事を共有し、オープンに議論し合い、国境を越えて、より素早く、効果的に対処する方法を探るための場でした。世界規模の課題と関連する地域の課題に取り組んできた結果、私はグローバルな課題に世界各国からの参加者で立ち向かう必要性を感じました。

これまで以上に、世界中の海上保安機関が求められる役割が増えています。海における人命救助の最前線で活動するという役割の重要性が増す一方で、世界が直面する多様な課題を克服するためには、さらなる対話と協力を推し進めていくという互いの努力が重要となってきています。

皆さまが実り多い議論をされ、有意義な会合となることを願っています。