第36回世界保健機関(WHO)笹川健康賞授賞式

ビデオメッセージ

ペルー保健省統合医療ネットワークの地理情報システム(Geo-RIS)チームの皆さまの第36回笹川健康賞受賞を心よりお祝い申し上げると同時に、皆さまの活動に敬意と感謝を表します。

アルマ・アタ宣言は「健康」と「開発」の結びつきの重要性を提唱し、プライマリー・ヘルス・ケア(Primary Health Care: PHC)が「すべての人に健康を」を達成するための重要な鍵であると謳っています。「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」を目指す国連2030アジェンダが定められた現在においても、保健医療そして福祉の具現策となるPHCはより重要性を増しています。笹川健康賞は、父、故・笹川良一が世界のPHCの推進における顕著な進歩を顕彰すべくWHOに設置した賞です。本賞を今年も贈呈できることを誠に光栄に思います。

Geo-RISは、地域社会に根差した統合医療ネットワークを活用して、健康状態の把握並びに適時適切な医療サービスへのアクセスを確保することで人々の健康を脅かす脅威に対して耐性のある社会(resilient society)の構築に貢献してきました。まさにPHCの要諦を体現している取り組みであるといえます。更なる活動の推進と、PHCの先導者として人類の健康増進を牽引下さることを期待しております。

ありがとうございました。

※本ビデオメッセージは、日本財団YouTube(外部リンク)にて視聴できます。