トゥルー・カラーズ・フィルム・フェスティバル

ビデオメッセージ

世界中の映画ファンの皆さま、こんにちは。日本財団会長、笹川陽平です。

私は、全ての人が活躍できるインクルーシブ社会の実現を目指しています。ハンセン病にまつわるスティグマと差別をなくす、というのもこの社会の実現のために、実施してきた人道支援活動の一環です。

今回、オンラインの映画祭「トゥルー・カラーズ・フィルム・フェスティバル(True Colors Film Festival)」では、「世界は一つの家族(One World One Family)」というテーマのもと『最後の1マイル―ハンセン病果てなき旅路で―』が上映されます。本作には、多くのハンセン病の患者や回復者たちが登場します。

ハンセン病は今や薬で治り、薬も無料で手に入ります。しかし、旧約聖書の時代から続く彼らに対する差別は解消されていません。未だに家族から捨てられ、社会から隔離され、人生の自由を奪われてしまっています。

ハンセン病の患者、回復者が受け入れられる社会の実現は、未だ道半ばです。この社会の実現には、まさに、本作をご覧いただく皆さま1人でも多くの賛同者が必要です。

皆さま、グローバルな家族として一緒に社会に蔓延る差別とスティグマをなくしていきましょう。そして、インクルーシブな社会の実現に共に努力して参りましょう。

※本ビデオメッセージは、日本財団YouTube(外部リンク)にて視聴できます。