「Partnership for Change」出版記念式典

ビデオメッセージ

ラリー・キャンベル・ICEVI特別アドバイザー、マニ・ICEVI最高経営責任者、ウェンルゥ・ニィ・ONNET事業担当、みなさま。本日は、30年以上にわたる貴重な活動で得られた視覚障害者支援の知見をまとめた「Partnerships for Change: National Strategies – Regional Collaboration」の出版実現に努力された全ての方々に心から感謝とお祝いを申し上げます。また、先ほど我々の支援を受けた卒業生を代表して2名の方が自身の体験に基づく素晴らしいお話をされましたが、改めて取り組みに敬意を表します。

日本財団は長年全ての障害者が平等に社会参画できるインクルーシブな社会の実現に向けて活動してきました。皆さんの多大な貢献により、視覚障害者が高等教育を受ける環境は整備されつつあります。こうした高等教育を受けた当事者リーダーたちが一層社会で活躍できるよう、日本財団は皆さま関係者と共に視覚障害者への教育、そして一人でも多くの方が社会参画できる環境の実現の為に取り組みを続けています。

昨今では、世界中の大企業500社のCEOのご理解を頂き、アイルランドのキャロライン・ケイシー女史と共に大企業における障害者雇用促進のための活動を開始しました。SONYやGOOGLE、マイクロソフトなど世界的な大企業も参加され、インクルーシブな職場環境の醸成に努力しているところです。こうした大企業の取組みに、本書を活用いただきたいとも考えています。 改めて素晴らしい書籍の出版にお祝い申し上げると共に、インクルーシブ社会の実現に向けて、日本財団はこれからも協力していくことを約束致します。ありがとうございました。

※本ビデオメッセージは、日本財団YouTube(外部リンク)にて視聴できます。