第14回国際手話学会
ビデオメッセージ
吉田憲司・国立民族学博物館館長、ジョセフ・マレー・世界ろう連盟会長、クリストファー・ストーン・世界手話通訳者協会会長、菊澤律子・実行委員長、お集りの皆さん。今回初めて国際手話学会がアジアで開催されることを嬉しく思うと同時に、主催者である国立民族学博物館の吉田憲司館長に改めて心より敬意を表します。
日本財団は、障害のあるなしに関わらず誰もが平等に参加できるインクルーシブな社会の実現を夢見て活動をしています。
日本財団は途上国のろう当事者の若者がいずれ指導者となり各国で活躍出来るよう、アメリカのギャローデッド大学やロチェスター工科大学でろう者が高等教育を受けられる奨学金制度を設け30年以上支援をしております。
東南アジアにおいては、香港中文大学と共にアジアのろう教育の在り方の研究とその実践に努力するなど、ろう者の教育環境の拡充に向けた取り組みを20年以上続けております。
勿論、日本においてもICTやAIによる手話認識技術を搭載した手話学習ゲームの開発・普及や、手話言語条例制定への協力、電話リレーサービスの提供など誰もが手話を学び、手話を使えるよう活動しています。
私は、アフターコロナの時代は、障害のあるなしに関わらず世界的にインクルーシブな社会をみなさんと一緒に作り上げていきたいと考えています。今回の会議が建設的で実り多い会議であることを期待しております。ありがとうございました。
※本ビデオメッセージは、日本財団活動紹介YouTube(外部リンク)にて視聴できます。