「日本財団福祉のデザイン学生コンペ」の募集開始夏休みに向け「まちの核をなすケア拠点」をテーマに学生らのアイディアを募集
日本財団は、高校生以上の学生を対象としたデザインコンペティション「日本財団福祉のデザイン学生コンペ」を開催し、これからの福祉を描くアイディアやデザインを広く募集します。2022年7月11日~8月31日までの間、特設ウェブサイトにて応募の受付を行います。最優秀賞(賞金50万円)をはじめとした各賞を設け、入賞作品には総額90万円分の賞金を授与します。
特設ウェブサイトはこちらから
背景
日本財団は、長年にわたり福祉分野への支援を行ってきました。その経験から、福祉施設がより地域に開けたコミュニティの拠点として機能してほしい、ひいてはお互いを理解し、支えあう社会になってほしいと思い、「日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト」(外部リンク)を実施しています。
「日本財団福祉のデザイン学生コンペ」は、「日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト」の特別企画として行うものです。
目的
本コンペは、学生を対象とし、「福祉」をテーマとするデザインコンペです。将来、建築や福祉にかかわる学生への啓蒙と育成を目的としています。テーマは建築家の金野千恵氏(teco株式会社)が出題し、これからのまちの核(コア)となる新たなケアの拠点を構想していただきます。
「第2回日本財団 福祉のデザイン学生コンペ」の詳細
テーマ
「まちの核をなすケア拠点」
提案課題
出題:審査委員 金野千恵(teco株式会社)
みなさんの身の回りには、日々の活動が見えるケアの拠点がどれほどあるでしょうか。これまでのケアの拠点は、市街地から距離をもって計画されることが多く、仮にまちなかにあったとしても、敷地境界には高い塀が張り巡らされていたり、窓が閉ざされていたりと、そこでの活動や働く人々の姿など内部の様子を窺い知ることは容易ではありませんでした。
しかしながら、子ども、高齢者、障害を抱える人々の多くは、生活の行動範囲が限定されるがゆえに、逆を返せばまちと結び付いて暮らし、昼間のまちの風景を息づかせる、穏やかで大切なプレーヤーとも捉えられます。こうした視点に立った時、彼らと共に愉しんで暮らすにふさわしい環境が、これからのまちの核(コア)を形づくるのではないかと考えます。あらゆる人を包摂し、ともに光や風といった自然環境を楽しんだり地域の活動を作り上げるような「まちの核をなすケア拠点」を構想してください。
また、この機会にぜひ、身の回りのケア拠点を訪れ、自分の暮らしの延長として時間を過ごしてみましょう。そこで感じた共感や違和感を受け止めて思考の活力とすることで、これからの新しいケア拠点のモデルが切り開かれることを期待しています。
審査委員 ※50音順・敬称略
金野千恵
建築家・一級建築士事務所
teco株式会社
中川エリカ
中川エリカ建築設計事務所
吉倉和宏
日本財団常務理事
主催
日本財団
賞
賞金総額 90万円
- 最優秀賞 1点 50万円
- 優秀賞 1点 25万円
- 入選 3点 各5万円
応募資格
応募登録期間(2022年7月11日~8月31日)時点で、日本国内の大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(各種学校)、高等学校、等に在籍する学生であること。
(グループで応募する場合も全員該当すること)
提案様式・応募方法
- A2用紙1枚
- 内容・表現は自由
- 一人3作品まで応募可
- ※ 応募の詳細については特設サイトをご覧ください。
審査
審査は一次選考(審査委員による書類審査)、二次選考(公開審査)の二段階方式で行います。
発表
2022年10月中旬~下旬(予定)に行われる公開審査会後にWEBで入賞結果を発表します。
スケジュール
- 応募登録・作品締め切り:2022年7月11日(月)~2022年8月31日(水)
- 一次審査結果発表:2022年9月下旬(予定)
- 公開審査会:2022年10月中旬~下旬(予定)2022年10月中旬~下旬(予定)
その他、詳細については、特設サイトをご覧ください。
関連リンク
お問い合わせ
事業に関するお問い合わせ
日本財団 公益事業部 国内事業審査チーム
- 担当:中野、坪内