東北日本海側初の「渚の交番鶴岡・カモンマーレ」山形県鶴岡市加茂にオープン

日本財団は、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくりの総合拠点「渚の交番プロジェクト」を推進しています。その一環で、NPO法人エコ・リンクやまがた(山形県山形市、理事長 遠藤靖彦)が運営する「渚の交番鶴岡・カモンマーレ」が、2023年6月24日(土)より山形県鶴岡市加茂にオープンいたしました。全国13カ所目の「渚の交番」であり、東北の日本海側では初のオープンとなります。

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渚の交番鶴岡の外観(写真左)、開所式テープカットセレモニーの様子(写真右)

全国で13カ所目、東北の日本海側では初となる「渚の交番鶴岡・カモンマーレ」のある鶴岡市加茂は、古くは漁業で栄えた街で、「庄内浜のあば」と呼ばれる女性たちがその日とれた魚をリアカー等で運びながら街中で販売するなど魚食文化が根付いていた地域です。鶴岡市自体は『ユネスコ食文化創造都市』にも認定されています。本拠点は、この古くからある地域の魚食文化の継承や、深く地域の海のことを知るためのプログラムを加茂水族館や近隣水産高校・小中学校と連携して実施していきます。また、マリンアクティビティの体験や庄内浜の幸をふんだんに使った創作イタリアンの提供など、多くの人に庄内浜をより深く楽しんでいただける拠点です。
日本財団では、渚の交番を地域の子どもたちへの海洋教育やマリンアクティビティの提供、魚食文化の継承プログラムの構築など、海に関わる多様な活動を行う拠点とすることで、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくりに取り組んでいきます。

  • 渚の交番鶴岡・カモンマーレの名称は公募により選定し、「カモン」は加茂に来てねの意味を持ち、「マーレ」はイタリア語で海辺を意味するものです。

施設情報

施設名称 渚の交番鶴岡・カモンマーレ
管理団体 NPO法人エコ・リンクやまがた
担当自治体 鶴岡市
所在地 山形県鶴岡市加茂大崩595番4
電話番号 0235-35-1217
目的 海洋教育と庄内浜の豊かな海の食文化を体験することで、山形の海を次世代に引き継ぐ拠点となる
渚の交番が設置されている場所を示した日本地図。渚の交番 雄勝(宮城県石巻市)、渚の交番鶴岡・カモンマーレ(山形県鶴岡市)、渚の交番御前崎(静岡県御前崎市)、磐田渚の交流館(静岡県磐田市)、渚の交番小浜(福井県小浜市)、渚の交番 ひなせうみラボ(岡山県備前市)、渚の交番 里山里海交流館しんぴお(岡山県真庭市)、渚の交番SEABRIDGE(広島県尾道市)、浜田渚の交番(島根県浜田市)、渚の交番島戸(山口県下関市)、渚の交番きららいず(山口県山口市)、はざこ渚の交番(大分県佐伯市)、青島渚の交番(宮崎県宮崎市)
全国の「渚の交番」設置場所

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日本財団 海洋事業部

  • 担当:小嶋