日本財団ウクライナ避難民支援シンポジウム避難民と共に考える、これからの共生・活躍社会

現在、日本には2,000人を超えるウクライナ避難民が来日しています。各地域の支援により、安心・安全な生活を避難民に提供できた一方、滞在が中長期化する中で、「一時的な避難」を想定した既存の支援には課題があることが分かってきました。また、その課題はウクライナ避難民に限らず、境遇が類似する一部の外国人にも共通するものです。

過去1年半、日本財団ではウクライナ避難民2,000人のデータや生の声を調査・分析するとともに、支援団体や、有識者委員会の助言を得て、「日本財団ウクライナ避難民支援の現状報告及び避難民等の共生・活躍のための支援制度に関する提案書」を作成しました。今回のシンポジウムでは「提案書」を発表するとともに、避難民の方々に登壇いただき、本当に必要な支援のあり方を皆さまと一緒に考えるものです。それにより避難民等、人道的理由で来日した外国人の支援のあり方の改善に繋がることを期待しています。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

シンポジウム概要

タイトル日本財団ウクライナ避難民支援シンポジウム「避難民と共に考える、これからの共生・活躍社会」
目的日本財団のウクライナ避難民支援で得られた約2,000人の避難民の声・データ・支援の知見を「提案書」として発表し、避難民等の課題と、共生・活躍のために必要な支援の仕組み・制度を、避難民とともに考える。
主催日本財団
共催笹川平和財団
日程2023年9月19日(火)14:00-17:00
場所 オンライン(Zoom)及び笹川平和財団ビル(会場)
  • 会場参加は当財団招待者・政府/自治体/国際交流協会関係者・マスメディア限定とさせていただきます
対象者 本テーマに関心をお持ちのNPO、企業、教育機関、個人の皆さま等、どなたでも参加可能です。
  • 参加費は無料。定員はオンライン600名、会場60名。
情報保障について当日はオンライン文字通訳(日本語)を予定しております。

参加申し込み方法

本シンポジウムは以下の参加申し込みフォーム(Zoomによるオンライン配信)からご登録ください。

  • 申し込み締め切り:9月15日(金)17時

※ 政府/自治体/国際交流協会の皆さまに限定し、会場参加も選択可能です。会場参加をご希望の方は、以下の参加申し込みフォーム(会場参加)からご登録ください。

  • 申し込み締め切り:9月14日(木)17時

内容(予定)

14:00-14:10 日本財団避難民支援の取り組み紹介と「今後」
日本財団常務理事 笹川順平
14:10-14:20 映像で見る避難民
3組の避難民の活躍を追った特別動画を投影します。
14:20-15:05 避難民に必要な支援とモデル事例の紹介1
(来日~生活基盤づくり)

  1. 問題提起/モデレーター:日本財団 神谷圭市
  2. 名古屋市の官民連携の取り組み(名古屋市観光文化交流局 西川修平氏)
  3. ウクライナ人コミュニティが支援に関わる意義(日本ウクライナ文化協会 川口リュドミラ氏、榊原ナターリア氏)
  4. 避難民自身が感じた支援制度の課題(名古屋市観光文化交流局 サムソノバ・テチアナ氏)
15:05-15:15 休憩
15:15-16:00 避難民に必要な支援とモデル事例の紹介2
(中長期的な共生・活躍)

  1. 問題提起/モデレーター:日本財団 神谷圭市
  2. ウクライナ避難民向け日本語学校奨学金
    (日本財団 神谷圭市、ガジェンコ・インナ)
  3. 日本語学校に通う避難民の声(コロトコバ・エリザベータ氏)
  4. 企業で活躍中の避難民の経験談と就労支援の課題(株式会社アウトソーシング シェウ チェンコ・オレナ氏、コルズニナ・ポリナ氏)
16:00-16:10 休憩
16:10-16:40 パネルディスカッション:避難民等の共生・活躍に必要な支援とは
パネリスト:
  • ダイバーシティ研究所 田村太郎氏
  • 日本国際社会事業団 石川美絵子氏
  • 名古屋市観光文化交流局 西川修平氏
16:40-17:00 「提案書」に関するメッセージ
  1. 避難民の地域定住支援の重要性(笹川平和財団 森ちぇろ氏、岩品雅子氏)
  2. 避難民の共生・活躍に向けて(日本ウクライナ友好協会 イェブトゥシュク イーゴル氏)
  3. 「提案書」の総括(日本財団ウクライナ避難民支援に係る有識者委員会 座長 筑波大学 人文社会系教授 明石純一氏)
17:00~ 招待者限定の任意交流会
  • マスメディア向けの取材の場も設定

関連リンク

お問い合わせ

本シンポジウムに関するお問い合わせ先

日本財団 経営企画広報部 ソーシャルイノベーション推進チーム

  • 担当:神谷、川上
  • 電話:03-6229-5176
  • メールアドレス:support_ukraine@ps.nippon-foundation.or.jp