重度障害者とつくるベーカリーオープン茅ヶ崎の新名所「茅ヶ崎ベーカリー」開所式

日本財団は、「日本財団はたらく障害者サポートプロジェクト」の一環として、「茅ヶ崎ベーカリー」（社会福祉法人翔の会）の開設を支援し、同ベーカリーの完成に伴い10月29日（火）に開所式を行います。
同ベーカリーは、重度障害者に対する高水準の工賃支払いをめざすモデル拠点として整備するものです。当財団は同ベーカリーの機器整備に15,890,000円を助成いたしました。比較的重度の障害者が利用する「生活介護」事業所では、月額平均工賃が5,000円を下回る事業所が約6割を占めるとの調査（2017年度、日本知的障害者福祉協会）もあり、軽度の障害者が利用する「就労継続支援B型」事業所の月額平均工賃が15,603円（2017年度、厚生労働省）であるのと比較すると3分の1程度と低水準にとどまっています。さらに一般就労を目指す「就労継続支援A型」事業所での月額平均賃金は74,085円（2017年度、厚生労働省）であり、工賃のギャップが広がっています。
同ベーカリーでは、重度障害者の工賃向上のモデルとして、最低賃金並みの日額6,000円の工賃支払を目標とし、約10名の重度障害者がパンの製造販売を担います。

「茅ヶ崎ベーカリー」開所式

日付	2019年10月29日（火）
時間	14:00～15:30（受付開始：13:30）
場所	神奈川県茅ヶ崎市東海岸北5-15-8
内容	挨拶：斉藤 志津加（翔の会 総合施設長） 祝辞：吉倉 和宏（日本財団 常務理事）、木村 慎二（建物オーナー）、豊嶋 太一（茅ヶ崎市議会議員） 事業説明、利用者・スタッフ紹介、内覧、パン試食