日本財団「18歳意識調査」第27回テーマ:東京オリンピック・パラリンピックについて ―結果速報―

日本財団は7月上旬、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により1年延期が決定した「東京オリンピック・パラリンピック」をテーマに18歳意識調査を実施しました。

大会開催については「予定どおり開催」が28.0%と最も多く、「(さらに)1年延期し22年に開催」22.3%、「中止」19.7%、「簡素化して開催」18.5%と意見が割れました。簡素化の方法として「観客席の縮小、チケット販売の制限」「閉会式・開会式の縮小」などが並び、中止となった場合の影響については2人に1人が「コロナウイルス感染の拡大リスクの軽減」を挙げ、「経済波及効果の損失」「アスリートのモチベーション低下」といった意見が続いています。課題となるアスリートのモチベーション維持については3割が「開催の早期決定」、次いで「アスリートや関係者のメンタルケア」を求めています。

東京五輪・パラリンピックの開催については、東京五輪 22.7%、パラリンピック 0.9%、ともに楽しみ 31.9%で半数以上(55.5%)が楽しみにしているものの、昨年7月に実施した「18歳意識調査」第16回 テーマ:東京オリンピック・パラリンピックについてでの調査結果(68.5%)より落ち込んでいます。

調査結果ポイント

  • 東京五輪 「予定通り開催」28%でトップ
    延期、簡素化、中止で意見が割れる
  • 簡素化すべき点「観客席の縮小、チケット販売の制限」26%
    「閉会式・開会式の縮小」26%
  • 中止した場合の影響
    「コロナ感染拡大リスクの軽減」52%
    「経済波及効果の損失」47%
    「アスリートのモチベーション低下」39%
  • アスリートのモチベーションをどう維持するか
    「開催判断の早期決定」31%
    「アスリートや関係者のメンタルケア」20%
  • 大会成功の備え「新型コロナウイルス対策」74%
  • 求めるコロナ対策「3密を防いだ会場運営」68.9%
    「ワクチンや治療薬の普及」46%
    「入国の際の検査の徹底」34%
18歳意識調査結果の円グラフ:予定通り開催28.0%。簡素化して開催18.5%。1年延期し22年に開催22.3%。次回大会24年以降に延期11.5%。中止19.7%。
Q.大会開催についての考え(n=1000)
18歳意識調査結果の円グラフ:開催判断の早期決定30.9%。アスリートや関係者のメンタルケア19.5%。代表選考基準と日程の明確化16.5%。練習場所の確保11.3%。アスリートを応援するムードづくり11.3%。代替大会の開催8.7%。
Q.アスリートのモチベーションをどう維持するか(n=1000)

調査概要

  • 調査対象:全国の17歳~19歳男女 1,000人
  • 除外条件:印刷業・出版業/マスコミ・メディア関連/情報提供サービス・調査業/広告業
  • 実施期間:2020年7月3日(金)~7月5日(日)
  • 調査手法:インターネット調査

第27回18歳意識調査「テーマ:東京オリンピック・パラリンピック」について報告書

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