学校でも家でも塾でもない、放課後に学習・食事・感動体験を
「子ども第三の居場所」全国500拠点拡大へ500億円拠出4月1日より、拠点設置に関する助成事業の申請募集を開始

日本財団は、困難を抱えている子どもたちが、放課後に安心して過ごせる居場所を提供し、生き抜く力を育むことを目的とした「子ども第三の居場所」を設置・支援しています。2016年から始まった本事業は、この度、2025年までに全国500拠点設置へ向け、総計500億円を拠出する計画で、取り組みを拡大することとなりました。2021年4月1日より、拡大に向けた助成事業「日本財団2021年度『子ども第三の居場所』事業」の公募を開始します。

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バランスの取れた食事を友達と囲む
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夏には親子キャンプやカヌー体験も

「子ども第三の居場所」設置の背景・目的

近年、子どもたちの間でも格差が拡大し、家庭状況による子どもの格差が深刻化しています。多くの子どもたちが様々な困難に直面しており、経済的ハンディを背負っている子どもは約260万人いるといわれています。特にコロナ禍においては格差が拡大し、自殺する子どもが増えるなど、手を差し伸べる必要がある子どもが増加しています。
このような状況の中、日本財団は、放課後に子どもたちが安心して過ごせる居場所「子ども第三の居場所」を2016年から設置・支援してきました。「子ども第三の居場所」では、学習・食事・生活指導はもちろんのこと、時には学校や家庭では体験できないような、キャンプや旅行などの野外活動、最先端のプログラミング教育などを通じて、子どもたちに感動体験を重ねてもらうとともに、生き抜く力を育むことを目指しています。

子ども第三の居場所ロゴマーク

「子ども第三の居場所」拡大に向けて

2016年より「子ども第三の居場所」を支援する中で、子どもたちの乱れた生活リズムが改善したり、不安定な情緒・乱暴な言動が落ち着くなどの変化が見られ、保護者からは「いろいろな経験や人との関わりが増えたことで顔つきが変わった」「ここがあることで、安心して子ども預けて働くことができる」などの声をいただいています。
「子ども第三の居場所」によって子どもたちに良い変化が表れていることに加え、コロナ禍で困難な状況にある子どもが増えていることから、現在の20都道府県37拠点を、全国500拠点へ拡大することとしました。2021年4月1日より、新たに「子ども第三の居場所」を運営してくださる団体を公募いたします。

「子ども第三の居場所」公募について

対象 一般財団法人、一般社団法人、公益財団法人、公益社団法人、社会福祉法人、NPO 法人(特定非営活動法人)など非営利活動・公益事業を行う団体。
募集期間 2021年4月1日(木)9:00〜2021年4月30日(金)17:00
助成期間 2021年7月~2022年3月(継続助成最長3年間)
募集要項 日本財団2021年度 「子ども第三の居場所」事業募集要項
募集事業
  1. 常設ケアモデルの運営事業
    週5日以上開所し、課題を抱えた子ども一人ひとりに、手厚いスタッフ体制による学習支援や生活支援、豊かな体験機会の提供等を行うモデルです。
  2. 学習・生活支援モデルの運営事業
    すでに学習支援事業を行っている団体が、課題を抱える小学生低学年を中心とする子どもを対象に、週3日以上開所し、学習支援に加えて、基本的な生活習慣を身につけるための支援などを行うモデルです。
  3. コミュニティモデルの運営事業
    地域の子どもたちが気軽に立ち寄れる居場所を週3日以上開所し、地域の人々とのと交流を通じて人と関わる力や自己肯定感を育むとともに、課題を抱える子どもの早期発見や見守りを行うモデルです。
  4. 開設事業
    上記の「子ども第三の居場所」の3モデルのいずれかを実施するための建物・空間の建築・改修と拠点に設置する什器・送迎用車両等の購入を行う事業です。
その他 公募開始前に事業説明会(3月中旬~下旬)を実施します。
3月22日(月)9:30~11:00 【第1回】団体向け説明会(3モデル全般)
3月22日(月)16:00~17:00 【第1回】子ども食堂向け説明会(コミュニティモデル特化)
3月24日(水)9:30~11:00 【第1回】自治体向け説明会(3モデル全般)
3月27日(土)10:00~11:00 【第2回】子ども食堂向け説明会(コミュニティモデル特化)
3月31日(水)10:00~11:30 【第2回】団体向け説明会(3モデル全般)
3月31日(水)15:00~16:30 【第2回】自治体向け説明会(3モデル全般) 外部サイト「子ども第三の居場所」事業募集説明会 参加申し込みフォーム

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