東北初「渚の交番 雄勝」、宮城県石巻市雄勝町にオープン子ども向け漁村留学プログラムやマリンアクティビティを提供
日本財団と公益社団法人MORIUMIUSと共同で開設した「渚の交番 雄勝」が、2021年8月9日(月)に宮城県石巻市雄勝町にオープンいたしました。「渚の交番 雄勝」は全国10カ所目、東北では初の開設となります。
「渚の交番」は、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくりの総合拠点を開設・運営する、日本財団のプロジェクトです。「渚の交番」では、海洋教育の提供やライフセーバーによる海の監視、マリンアクティビティの提供など、子どもたちが海に親しみを感じ、好奇心を持ってもらえるよう様々な活動を行っています。
全国で10箇所目、東北初の開設となる「渚の交番 雄勝」は、海洋教育の拠点として小中学生を対象に、短期・長期の漁村留学プログラムやマリンアクティビティを提供します。
施設内にも木材をふんだんに取り入れ、台所や食堂、入浴所、寝室等の他、屋上には生ゴミを堆肥にして野菜を栽培する菜園があります。また、併設するホールは利用者や住民が集まり、海洋教育を学ぶ場として活用される等、森と海がつながる豊かな自然の中で、海と向き合いながら循環する暮らしを実践できます。
東日本大震災から10年が経過し、近年では雄勝の文化、伝統、自然を生かした町づくりの活動も始まるなど、地域は変化しつつあります。「渚の交番 雄勝」を運営する公益社団法人MORIUMIUSの活動は、震災直後の避難所での炊き出しや、避難所で誕生日を迎える子ども達へのケーキのプレゼントから始まりました。2015年からは、旧桑浜小学校で子供達の体験施設「MORIUMIUS」を運営するなど、多様な活動を行っています。「MORIUMIUS」は、人の暮らしが自然の恵みの上に成り立っていること、海に囲まれ、海の恩恵を受けてきたことを実感できる拠点となることを目指しています。
「渚の交番 雄勝」の漁村留学プログラムの紹介
子供たちの1日の過ごし方
提供プログラム一例
- 漁村留学の長期・短期プログラム提供(2021年度はトライアル、2022年度より本格始動予定)
- マリンアクティビティ体験
- ※ 内容は変更となる可能性がございます。
8月9日(月)「渚の交番 雄勝」開所式 開催レポート
齋藤正美氏(石巻市長)コメント
本事業は雄勝町地域全体と連携をするものであり、皆がこれからの活動を期待している。渚の交番の開所を一つの契機として、地域内外の人々を巻き込んでいただき、さらに活動が発展していくよう祈っている。
石巻市としても、しっかりと連携していきたい。
尾形 武寿(日本財団 理事長)コメント
海と私たちの生活は切り離せない関係にある。海は危険な側面もあるが、一方で恵みをもたらす存在でもある。漁村留学に参加し地域に根付いて暮らしてもらうことにより、海に親しんでもらうこと、そして将来的には海洋関係の仕事に就くような子供たちが輩出されることを願っている。
施設情報
施設名称 | 渚の交番 雄勝 |
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設備 | セミナールーム、台所、食卓、漁村留学生用寮、屋上菜園 |
オープン日時 | 2021年8月9日(月) |
営業時間 | 9時~17時(不定休) |
電話番号 | 0225-25-6506 |
所在地 | 宮城県石巻市雄勝町桑浜字桑浜60 |
アクセス | 河北インターより車で40分程度(駐車場有) |
管理団体 | 公益社団法人MORIUMIUS |
担当自治体 | 石巻市 |
「渚の交番」とは
「渚の交番」は、豊かな海を次世代に引き継ぐための地域づくりの総合拠点を開設・運営する、日本財団のプロジェクトです。
「海×教育」や、「海×観光」など各拠点での重点テーマを定め、地域の子どもたちへの海洋教育の提供、ライフセーバーによる海の監視、マリンアクティビティの提供など、子どもたちが海に親しみを感じられるようなコンテンツを各地で提供しています。
「渚の交番」はこの度開設する宮城県石巻市で10カ所目となります。
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