第7回「ゆいごん川柳」大賞決定 「無効かな 涙で滲む 遺言書」1月5日は「遺言の日」
終活に興味あり60.6%、遺言書の作成はわずか3.5%

日本財団では、広く社会に向けて遺言の大切さを周知したいと考え、2016年以降1月5日を「遺言の日」としています。この「遺言の日」周知啓発キャンペーンとして実施した「ゆいごん川柳」の受賞作品と、60歳以上の男女2,000人に対して行った「遺言・遺贈*に関する意識・実態把握調査」の結果を発表いたします。

  • 遺贈とは、遺した財産を遺言書によって相続人以外の者に渡すこと
画像:第7回「ゆいごん川柳」大賞受賞作品の紹介。大賞:無効かな 涙で滲む 遺言書(ドロシー 71歳 大阪府)。入選:遺言書 借金貯金 二刀流(カワサン 71歳 大阪府)。入選:ダメもとで 仲良くしろと 書いておく(千呂太 55歳 北海道)。入選:遺言書 書いたら見えた したい事(∠ニモ 34歳 北海道)。

7回目となる「ゆいごん川柳」は、家族や親子間の愛の言葉を表現したもの、世相を反映したもの、遺贈寄付で社会に愛を贈ることを表現したものなど、全国から過去最多の14、816作品の応募があり、大賞1、入賞3、佳作6、特別賞3の計13作品が、落語家の桂ひな太郎さんや、タレントの⽥村淳さんなどによって選考されました。
また、2022年11月に、60歳~79歳までの男女2,000人を対象に実施した、「遺言・遺贈に関する意識・実態把握調査」では、60.6%が終活に興味があると回答したものの、既に公正証書/自筆証書遺言書を作成している人はわずか3.5%で、近いうちに作成しようと思っている人も12.2%にとどまりました。一方、子どもも配偶者もいない“おひとりさま世帯”の約4割が遺贈に関心があると回答しました。

受賞作品は第7回ゆいごん大賞 受賞作品一覧(PDF / 563KB)あるいは第7回ゆいごん大賞特設サイト「遺言の日.jp(外部リンク)」をご覧ください。

遺言・遺贈に関する意識・実態把握調査

調査概要

調査対象 全国の60歳~79歳男女
回答数 2,000
調査除外 印刷業・出版業/マスコミ・メディア関連/情報提供サービス・調査業/広告業の関係者
実施期間 2022年11月24日(木)~11月28日(金)
調査手法 インターネット調査

主な調査結果

Q.あなたは、“終活”について興味がありますか。(単一回答)(n=2,000)の円グラフ。興味があると答えた人は17.1%。やや興味があると答えた人は43.5%。あまり興味がないと答えた人は29.5%。興味がないと答えた人は10.0%。興味あり計(興味がある、やや興味があるの合計)は60.6%。
Q.あなたは、“終活”について興味がありますか。(単一回答)(n=2,000)
Q.法定相続人別の遺贈意向(単一回答)(n=2,000)の棒グラフ。子供・配偶者なし(n=271)で遺贈希望と答えた人は39.9%。夫婦二人のみ(n=455)で遺贈希望と答えた人は25.9%。子供ありで(n=1274)で遺贈希望と答えた人は19.5%。
Q.法定相続人別の遺贈意向(単一回答)(n=2,000)
Q.あなたは現在、ご自身に万が一のことがあった時のために、財産の相続に関して遺言書を作成していますか。(単一回答)(n=2,000)の棒グラフ。 既に公正証書遺言書を作成している1.5%。既に自筆証書遺言書を作成している2.0%。まだ遺言書は作成していないが、近いうちに作成しようと思っている12.2%。まだ遺言書は作成していないが、エンディングノートは作成した4.5%。まだ遺言書は作成しておらず、しばらく作成するつもりはない35.7%。遺言書は作成しておらず、今後も作成しない44.3%。
Q.あなたは現在、ご自身に万が一のことがあった時のために、財産の相続に関して遺言書を作成していますか。(単一回答)(n=2,000)

調査結果はこちら

第7回「ゆいごん川柳」の概要

テーマ 「遺言は愛の言葉」
応募期間 2022年9⽉19⽇(⽉)〜2022年11⽉1⽇(⽕)
選考 ⽥村淳(株式会社itakoto CEO)、佐⼭和弘(⾏政書⼠)、桂ひな太郎(落語家)、全⽇本川柳協会、篠永正徳(三井住友信託銀⾏理事)、⿑藤允(三菱UFJ信託銀⾏本店法⼈営業部⻑)、⽇本財団(会⻑ 笹川陽平、理事⻑ 尾形武寿、専務理事 前⽥晃)〔敬称略〕
⼊賞賞品 ゆいごん⼤賞(1作品)10万円、⼊選(3作品)3万円、佳作(6作品)1万円
特別賞 三井住友信託銀⾏賞(1作品)5万円、三菱 UFJ 信託銀⾏賞(1 作品)5万円
⽥村淳(itakoto)賞(1作品)2万円
応募総数 14,816作品(ウェブ応募:13,064作品・郵送応募:1,752作品)
後援 三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、株式会社itakoto、法務省、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、野村信託銀行、あおぞら銀行、全国レガシーギフト協会

第7回ゆいごん大賞特設サイト「遺言の日.jp(外部リンク)」から過去の受賞作品もあわせてご覧いただけます。

なお、第6回までの「ゆいごん川柳」応募作品約6万句から選りすぐりの70作品を掲載した書籍「ゆいごん川柳 こう書けと 妻に下書き 渡される」(日本財団遺贈寄付サポートセンター編/イーストプレス)が、全国の書店で発売中です。

画像:書籍「ゆいごん川柳 こう書けと 妻に下書き 渡される」表紙

日本財団遺贈寄付サポートセンターについて

人生の結びに遺贈で社会貢献することは、あなたの生きた証を遺すこと。

日本財団は、遺贈寄付周知啓発を目的として2016年に日本財団遺贈寄付サポートセンターを開設しました。遺贈寄付を通じて、寄付者が望む社会貢献のお手伝いをしています。
同センターでは、遺言書の書き方や遺贈先に関する相談や、遺言の必要性を社会に向けて周知する取り組みを実施しています。

関連リンク

お問い合わせ

リリースに関するお問い合わせ

日本財団 経営企画広報部 広報チーム

  • 電話:03-6229-5131
  • メールアドレス:pr@ps.nippon-foundation.or.jp

事業に関するお問い合わせ

日本財団 ドネーション事業部 遺贈寄付サポートチーム

  • 担当:佐々木