日本財団18歳意識調査結果 第78回テーマ「国や社会に対する意識(6カ国調査)」日本、「優れたリーダーがいる」が大きく増え、重要課題では「移民の増加」が上昇

日本財団は2月、「国や社会に対する意識」をテーマに78回目の18歳意識調査を行い、日本・アメリカ・イギリス・中国・韓国・インド6カ国の17~19歳各1,000人に自国の将来や現状、自身と社会の関わりなどに対する考えを聞きました。

「自分の国の重要な課題(3つまで)」では、世界でも有数の少子化水準にある日韓両国が、前回2024年2月の第62回調査と同様、「少子化」、「高齢化」が1、2位。日本では前回12位だった「移民の増加」が約20%と3倍に増え、全体の4位に跳ね上がっています。

「自国の将来」に関しては「良くなる」がインド、中国で過半数を超えてはいるものの、残る4カ国は「悪くなる」が上回っています。とはいえ、そのインド、中国に加え韓国でも「良くなる」の割合は減っており、特に中国は約30ポイント減少しています。日本は16%と前回から微増したものの今回も最下位。ちなみに19年に行った第20回9カ国調査で「良くなる」と答えた日本の若者は9・6%、「悪くなる」の約4分の1でした。

「自国の現状」では「優れたリーダーがいる」に同意する回答が日本は60%弱とアメリカ、イギリス、韓国より高く、前回調査結果を約20ポイント上回っています。「自国は、国際社会でリーダーシップを発揮できる」も上昇していますが、他の5カ国に比べると10~20ポイント低い数字に留まっています。

「自分の生活についての満足度」では日本、アメリカ、中国、韓国で「自分の人生」がいずれも最下位。「自分と社会の関わり」では「責任ある社会の一員だと思う」、「選挙、社会問題について自分の考えを持っている」、「わたしは大人だと思う」で日本の若者の回答が、いずれも前回に比べ約4ポイント上がっていますが、前回と同様、6カ国比では最下位となっています。

より詳細な結果とグラフを報告書に掲載しています。併せて第20回(9カ国調査)、46回、62回(6カ国調査)結果も参照ください。

第78回「国や社会に対する意識(6カ国調査)」結果の概要

自分の国の将来

「良くなる」と回答した人の割合
第78回:インド61.8%、中国54.8%、イギリス34.0%、アメリカ30.8%、韓国23.5%、日本15.6%
第62回:中国85.0%、インド78.3%、韓国41.4%、アメリカ26.3%、イギリス24.6%、日本15.3%

自国の現状

  • 「同意」+「どちらかといえば同意」の合計。(単位:%)より詳細な結果とグラフを報告書に掲載しています。併せて第20回(9カ国調査)、46回、62回(6カ国調査)結果も参照ください。

自国には、優れたリーダーがいる

日本 アメリカ イギリス 中国 韓国 インド
第78回 57.7 44.1 46.0 77.7 53.3 59.8
第62回 36.8 42.9 35.6 95.0 56.6 80.8

自国には、自分が目標としたい人物がいる

日本 アメリカ イギリス 中国 韓国 インド
第78回 56.9 59.7 69.4 76.9 73.0 74.3
第62回 57.8 70.8 65.0 92.6 68.3 86.2

自国は、国際社会でリーダーシップを発揮できる

日本 アメリカ イギリス 中国 韓国 インド
第78回 50.3 60.9 67.1 78.2 62.3 74.2
第62回 41.1 66.5 60.1 95.0 61.5 85.4

自分の国の重要な課題

  • 最大3つまで選択
日本 アメリカ イギリス 中国 韓国 インド
1位 少子化 人種等による
差別・偏見
貧困 高齢化 少子化 教育の質
2位 高齢化 貧困 人種等による
差別・偏見
教育の質 高齢化 貧困
3位 経済成長 テロ・犯罪 テロ・犯罪 経済成長 経済成長 環境汚染
4位 移民の増加 教育の質 経済成長 環境汚染 教育の質 経済成長
5位 自然災害 気候変動・
温暖化
気候変動・
温暖化
少子化 気候変動・
温暖化
テロ・犯罪

自分自身

  • 「同意」+「どちらかといえば同意」の合計。(単位:%)
日本 アメリカ イギリス 中国 韓国 インド
わたしは日々の生活が楽しい 63.7 70.3 78.6 69.5 70.3 76.5
わたしは将来の夢を持っている 62.4 80.2 83.1 74.0 71.6 86.3
わたしは人に誇れる個性がある 58.6 76.5 82.6 70.1 64.9 83.7
わたしは他人から必要とされている 57.2 70.6 72.6 72.9 69.3 71.9
わたしは困難があっても前向きに回復できると思う 56.8 77.0 76.3 71.8 75.4 81.4

自身と社会の関わり

  • 「同意」+「どちらかといえば同意」の合計。(単位:%)
日本 アメリカ イギリス 中国 韓国 インド
わたしは国や社会に役立つことをしたい 68.0 76.7 79.7 78.3 75.4 83.7
わたしは責任がある社会の一員だと思う 65.4 74.3 80.5 75.8 74.2 84.4
わたしは政治や選挙、社会問題について、自分の考えを持っている 63.3 77.5 78.1 71.7 71.6 82.9
わたしは大人だと思う 53.9 71.1 76.6 66.3 54.9 79.4
わたしの行動で国や社会を変えられると思う 52.7 66.7 66.3 69.5 60.8 78.0

人生において大切にしたいと思っていること

日本 アメリカ イギリス 中国 韓国 インド
1位 自身の好きなことややりたいこと・趣味 家族 家族 家族 家族 家族
2位 家族 友達 友達 心身の健康 自身の好きなことややりたいこと・趣味 心身の健康
3位 友達 心身の健康 心身の健康 自身の好きなことややりたいこと・趣味 セルフケア・寛ぎ 仕事・スキルアップ

調査結果抜粋

自分の国の将来

18歳意識調査の棒グラフ。「自分の国の将来」の質問に回答した人の項目別割合(%)。 日本では、第78回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は15.6%、「悪くなる」と回答した人は27.8%、「変わらない」と回答した人は22.4%、「どうなるか分からない」と回答した人は34.2%、日本での、第62回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は15.3%、「悪くなる」と回答した人は29.6%、「変わらない」と回答した人は23.6%、「どうなるか分からない」と回答した人は31.5%、 アメリカでは、第78回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は30.8%、「悪くなる」と回答した人は38.7%、「変わらない」と回答した人は6.8%、「どうなるか分からない」と回答した人は23.7%、アメリカでの、第62回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は26.3%、「悪くなる」と回答した人は34.2%、「変わらない」と回答した人は12.5%、「どうなるか分からない」と回答した人は27%、 イギリスでは、第78回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は34%、「悪くなる」と回答した人は38%、「変わらない」と回答した人は8.5%、「どうなるか分からない」と回答した人は19.5%、イギリスでの、第62回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は24.6%、「悪くなる」と回答した人は40.4%、「変わらない」と回答した人は14.1%、「どうなるか分からない」と回答した人は20.9%、 中国では、第78回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は54.8%、「悪くなる」と回答した人は16.1%、「変わらない」と回答した人は18.3%、「どうなるか分からない」と回答した人は10.8%、中国での、第62回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は85%、「悪くなる」と回答した人は3.3%、「変わらない」と回答した人は4.9%、「どうなるか分からない」と回答した人は6.8%、 韓国では、第78回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は23.5%、「悪くなる」と回答した人は38.5%、「変わらない」と回答した人は15.2%、「どうなるか分からない」と回答した人は22.8%、韓国での、第62回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は41.4%、「悪くなる」と回答した人は31.2%、「変わらない」と回答した人は9.9%、「どうなるか分からない」と回答した人は17.5%、 インドでは、第78回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は61.8%、「悪くなる」と回答した人は13.1%、「変わらない」と回答した人は9.6%、「どうなるか分からない」と回答した人は15.5%、インドでの、第62回全体(n=1,000)で「良くなる」と回答した人は78.3%、「悪くなる」と回答した人は7.3%、「変わらない」と回答した人は5.5%、「どうなるか分からない」と回答した人は8.9%。
自分の国の将来

自国の現状

18歳意識調査の棒グラフ。「自国の現状」の質問に回答した人の項目別割合(%)。 「自国には、優れたリーダーがいる」に「同意」+「どちらかといえば同意」と回答した人は、日本では第78回全体(n=1,000)で57.7%、第62回全体(n=1,000)で36.8%、 アメリカでは第78回全体(n=1,000)で44.1%、第62回全体(n=1,000)で42.9%、 イギリスでは第78回全体(n=1,000)で46%、第62回全体(n=1,000)で35.6%、 中国では第78回全体(n=1,000)で77.7%、第62回全体(n=1,000)で95%、 韓国では第78回全体(n=1,000)で53.3%、第62回全体(n=1,000)で56.6%、 インドでは第78回全体(n=1,000)で59.8%、第62回全体(n=1,000)で80.8%。 「自国には、自分が目標としたい人物がいる」に「同意」+「どちらかといえば同意」と回答した人は、日本では第78回全体(n=1,000)で56.9%、第62回全体(n=1,000)で57.8%、 アメリカでは第78回全体(n=1,000)で59.7%、第62回全体(n=1,000)で70.8%、 イギリスでは第78回全体(n=1,000)で68.4%、第62回全体(n=1,000)で65%、 中国では第78回全体(n=1,000)で76.9%、第62回全体(n=1,000)で92.6%、 韓国では第78回全体(n=1,000)で73%、第62回全体(n=1,000)で68.3%、 インドでは第78回全体(n=1,000)で74.3%、第62回全体(n=1,000)で86.2%。 「自国は、国際社会でリーダーシップを発揮できる」に「同意」+「どちらかといえば同意」と回答した人は、日本の第78回全体(n=1,000)で50.3%、第62回全体(n=1,000)で41.1%、 アメリカでは第78回全体(n=1,000)で60.9%、第62回全体(n=1,000)で66.5%、 イギリスでは第78回全体(n=1,000)で67.1%、第62回全体(n=1,000)で60.1%、 中国では第78回全体(n=1,000)で78.2%、第62回全体(n=1,000)で95%、 韓国では第78回全体(n=1,000)で62.3%、第62回全体(n=1,000)で61.5%、 インドでは第78回全体(n=1,000)で74.2%、第62回全体(n=1,000)で85.4%。
自国の現状

自分の国の重要な課題

日本(n=1,000)

1位:少子化(41.5%)
2位:高齢化(37.1%)
3位:経済成長(27.9%)
4位:移民の増加(19.2%)
5位:自然災害(16.3%)

アメリカ(n=1,000)

1位:人種等による差別・偏見(36.8%)
2位:貧困(30.9%)
3位:テロ・犯罪(24.0%)
4位:教育の質(22.4%)
5位:気候変動・温暖化(21.3%)

イギリス(n=1,000)

1位:貧困(36.6%)
2位:人種等による差別・偏見(32.5%)
3位:テロ・犯罪(27.1%)
4位:経済成長(24.4%)
5位:気候変動・温暖化(24.0%)

中国(n=1,000)

1位:高齢化(29.1%)
2位:教育の質(26.0%)
3位:経済成長(20.0%)
4位:環境汚染(18.9%)
5位:少子化(18.0%)

韓国(n=1,000)

1位:少子化(64.0%)
2位:高齢化(51.6%)
3位:経済成長(25.1%)
4位:教育の質(23.9%)
5位:気候変動・温暖化(17.8%)

インド(n=1,000)

1位:教育の質(40.9%)
2位:貧困(33.7%)
3位:環境汚染(31.1%)
4位:経済成長(21.1%)
5位:テロ・犯罪(20.8%)

人生において大切にしたいと思っていること

日本(n=1,000)

1位:自身の好きなことややりたいこと・趣味(48.0%)
2位:家族(41.6%)
3位:友達(35.0%)
4位:心身の健康(33.5%)
5位:恋愛(19.2%)

アメリカ(n=1,000)

1位:家族(50.2%)
2位:友達(36.0%)
3位:心身の健康(34.9%)
4位:自身の好きなことややりたいこと・趣味(30.5%)
5位:セルフケア・寛ぎ(29.3%)

イギリス(n=1,000)

1位:家族(52.0%)
2位:友達(39.5%)
3位:心身の健康(36.5%)
4位:セルフケア・寛ぎ(29.4%)
5位:自身の好きなことややりたいこと・趣味(28.3%)

中国(n=1,000)

1位:家族(39.2%)
2位:心身の健康(34.0%)
3位:自身の好きなことややりたいこと・趣味(33.4%)
4位:資産の形成(30.8%)
5位:セルフケア・寛ぎ(25.9%)

韓国(n=1,000)

1位:家族(54.1%)
2位:自身の好きなことややりたいこと・趣味(44.9%)
3位:セルフケア・寛ぎ(34.8%)
4位:友達(33.9%)
5位:資産の形成(30.0%)

インド(n=1,000)

1位:家族(56.2%)
2位:心身の健康(41.0%)
3位:仕事・スキルアップ(30.2%)
4位:友達(29.7%)
5位:セルフケア・寛ぎ(29.2%)

調査概要

第78回「国や社会に対する意識(6カ国調査)」

調査対象 日本・アメリカ・イギリス・中国・韓国・インドの17歳~19歳男女、各国1,000名
実施期間 2026年2月4日(水)~2月24日(火)
調査手法 インターネット調査

関連リンク

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日本財団 経営企画広報部 広報チーム
18歳意識調査担当

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