大自然の中、家族でおもいっきり楽しむキャンプ難病の子どもと家族の交流イベント

「難病の子どもと家族を支えるプログラム」活動報告ページへようこそ。
こんにちは。国内事業開発チーム 難病の子どもと家族を支えるプログラム担当の正木です。

雄大な北の大地にある医療ケア付キャンプ場「そらぷちキッズキャンプ(北海道滝川市丸加高原)」で、難病の子どもとその家族を対象にしたキャンプが、9月22日~25日の4日間、TOOTH FAIRY※の支援を受けて開催されました。

  • 日本財団TOOTH FAIRYプロジェクトとは
    不要になった入れ歯などの歯科撤去金属を日本歯科医師会様からご寄付いただき、リサイクルした資金で重い病気の子どもとその家族を支援しています。

このキャンプは公益財団法人そらぷちキッズキャンプによって2004年から実施されており、病気と闘う子ども達とそのご家族が少しでも病気や治療といった現実から離れ、自然の中でかけがえのない思い出を一緒に作ってもらうことを目的に開催されています。そらぷちキッズキャンプは、米国に本拠をおく、難病の子どもとその家族のための国際的キャンプ団体シリアスファン・チルドレンズネットワークに正会員として加盟している世界標準の安全性とサービスの質をもつ医療ケア付キャンプ場です。

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そらぷちキッズキャンプを背景に家族で記念撮影

今回のキャンプには、栃木県から3家族16名と、普段ご家族が利用しているレスパイトケア施設「うりずん」から医療者4名が参加。飛行機に乗る当日の朝、どのご家族も不安でいっぱいだったとのこと。キャンプに参加するためには飛行機に乗らなければいけないのですが、呼吸器が必要なお子さんとご家族の殆どが飛行機に乗った経験がありません。「本当に飛行機に乗れるのだろうか…」「容態は悪化しないだろうか…」そんな不安を持ちつつも、迎えたキャンプ当日。航空会社と同行医療者の協力もあり、全員無事にキャンプ場に到着しました!

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そらぷちキッズキャンプ施設内覧

キャンプでは、馬とのふれあい・乗馬体験、収穫体験、日光浴、車椅子やバギーに乗ったまま登ることのできるツリーハウスでの冒険、といった多様なプログラムが用意されており、どのご家族も全てのプログラムを体験することができます。

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車いすで行けるツリーハウス

馬とのふれあい・乗馬体験では、専門のトレーニングを受けたセラピーホースが迎えてくれるので、ご家族は安心して臨むことができます。初めて見る大きな馬に子ども達だけでなくお父さん、お母さん達も大興奮!またがってみると馬の背中はあたたかく、毛はふさふさ、感じたことのない揺れに子どもたちは動揺を隠せません。しかし、優しいトレーナーさんのサポートもあり、最後には爽快な走りととびきりの笑顔を見せてくれました。

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初めての乗馬体験

また収穫体験では、あまり触る機会のない土に手をつっこみ、直接自分の手でにんじんやじゃがいもを掘り出します。北の大地で育った野菜は普段みる野菜と比べてとても大きく、子ども達も目を輝かせます。なぜなら掘った野菜は、翌日に食べるカレーの材料になるから!

日光浴ではキャンプ場の目の前に広がる大きな芝生にテントを張り、ハンモックやリフトチェアに座ってまったり。なかなか普段、広々とした場所でゆっくり過ごすことのできないご家族は、北海道の澄んだ空気と太陽を浴びながら、日頃の疲れを癒やされていました。乗馬や収穫体験に大はしゃぎだった子ども達も、ついうとうと、お休みモード。

たくさんの”初めて”の連続。ご家族同士の交流も活発で、明るい笑顔と笑い声がキャンプ場に響き渡りました。日本財団はこれからも難病の子どもたちとその家族にとってかけがえのない思い出、そして笑顔を支えられるように支援していきます。

難病の子どもとその家族が「日本財団 難病の子どもと家族を支えるプログラム」に興味を持っていただけた方は、ぜひ難病児支援ページをご覧ください。

日本財団 ソーシャルイノベーション本部 公益事業部 国内事業開発チーム 正木宏幸

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5億1,080万1,600円

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