希望の春が近づいています
新年を迎え、早くも1カ月が経とうとしています。
まだまだ寒さが続き冬本番、ではありますが、奨学生からは春の便りが届きつつあります。
専門学校で児童養護施設職員を目指すAくん、努力が身を結び資格取得とともに市の職員として4月から活躍することとなりました。奨学生交流会では、手遊びを披露してくれたこともある彼は、きっと優しい眼差しで子どもたちを見守る職員さんになれることでしょう。
また、法学部で弁護士を目指し勉強しているBくんは勉強の甲斐あって、現在学部3年生ながら4月からロースクールへ飛び級での入学が決まっています。夢へ向かって着実に歩みを進めています。
また、専門学校で料理人という夢に向かって努力するCくんも無事就職先が決まり、春の新生活に向けて準備を始めています。彼のお店で腕をふるってもらえる日が楽しみです。
卒業・就職が近づき、彼らにとって人生の門出のとき。おめでたいのはもちろんですが、やはり送り出すことに寂しさを感じずにはいられません。
奨学生として共に歩み始め、長い人で丸3年の月日が経とうとしています。奨学生証書授与式の写真を手に取ると、その表情の違いから、この期間にそれぞれが成長を遂げたことがよく分かります。
春からの新生活でも、自信を持って挑戦を続けていただきたいと思います。きっとその姿は後に続く後輩の目標像となることでしょう。
日本財団 公益事業部 国内事業開発チーム 中野裕愛
寄付の状況 2022年9月末現在
5億2,538万9,928円
日本財団は、「生きにくさ」を抱える子どもたちに対しての支援活動を、「日本財団子どもサポートプロジェクト」として一元的に取り組んでいます。