旅立つ奨学生と新たな仲間~別れと出会い~
ご覧いただき、ありがとうございます。日本財団夢の奨学金事務局です。
3月に入り、空気や温度、街の雰囲気に少しずつ春の訪れを感じることも多くなりました。
この春、入学される方、卒業を迎える方、社会人では異動の方など、4月から始まる新生活に向けて期待と不安に包まれている季節でもあります。
日本財団夢の奨学金でも、今年度、13名が奨学生卒業を迎え、新たなステージに旅立ちます。
在学途中から応募する方もいらっしゃるため、13名が奨学生として過ごした期間はさまざまです。
「自分がやりたいことをやってほしい。大人に言われたことをやるのではなく。やろうと思えば、どうにでもなる」
過去のインタビューで後輩に向けてエールを送っていた3期生のAさんは、4月から希望の会社に就職が決まっています。

「進学して資格を取り、目標の仕事に就くことができる姿を、次の世代の子どもたちに見せたい」
そう語っていた3期生のBさんは、その目標を見事達成し、4月からは資格を生かした仕事に就くことが決まっています。
今年度をもって、3期生は全員が夢の奨学金から卒業することになります。
今後、新たな出会いや経験に心躍らせる一方、壁にぶつかることもあると思いますが、夢の奨学金で出会った仲間や日々伴走していただいたソーシャルワーカーのことを思い出し、頑張ってほしいと心から応援しています。
その一方で、出会いもあります。来年度からは5名の7期生が仲間入りします。
高校卒業時は就職したものの夢が諦められず、再度専門学校に進学する方、就職先で本当にやりたいことを見つけて大学で資格取得を目指す方、大学院で研究を極める方など、希望に溢れた奨学生たちです。

3月17日には、7期生の認定証授与式、翌18日には今年度の活動報告会が行われました。感染対策を講じながら3年ぶりに対面形式も取り入れた開催となった今回。その様子は、次回以降お伝えいたします。

日本財団公益事業部国内事業開発チーム

日本財団は、「生きにくさ」を抱える子どもたちに対しての支援活動を、「日本財団子どもサポートプロジェクト」として一元的に取り組んでいます。